氷河ねずみの毛皮 / 宮沢賢治作、木内達郎絵の絵本を眺めて

12月末の真冬の夜、北極近くのベーリングに向かう列車がイーハトヴを出発する。それに乗り合わせた乗客たちの話だ。蒸気機関車は凍てつく極北の大地をひたすらに走る。その絵から、いやがうえにも記憶がよみがえった。ぼくは何度も汽車… 続きを読む 氷河ねずみの毛皮 / 宮沢賢治作、木内達郎絵の絵本を眺めて

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Hey Willy, See the Pyramids / Maira Kalman が真夜中に聞く物語を絵本に

真夜中は物語の時間。そして、LuLuはとても素晴らしいストーリーテイラー・・・眠られない真夜中、姉妹のLuLuに電話して、お話しをせがむ。そしてとても短い物語がいくつもいくつも語られる。 後半にさしかかって、「tipto… 続きを読む Hey Willy, See the Pyramids / Maira Kalman が真夜中に聞く物語を絵本に

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かわいいサルマ / 南アフリカの作家ニキ・ダリーのアフリカの絵本

作者のニキ・ダリーは1946年、南アフリカのケープタウンに生まれ育つ、と本書で紹介されている。アフリカの絵本はあまり見る機会がない。その色彩感覚がとても興味深い。アフリカ人のリズム感覚を日本人は真似ることができないと、よ… 続きを読む かわいいサルマ / 南アフリカの作家ニキ・ダリーのアフリカの絵本

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小さなお城 / マルシャーク(文)とワスネツォフ(絵)のロシア民話の絵本

ほのぼのとしたストーリーと絵の絵本。ほんわかとした気持ちにさせてくれる。カラフルに彩色されているけど、ロシアの絵本独特のくすんだ感じで落ち着いている。解説によると多色刷りリトグラフだという。カエルとネズミ、ニワトリに対し… 続きを読む 小さなお城 / マルシャーク(文)とワスネツォフ(絵)のロシア民話の絵本

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だんまり / 戸田和代(文)、ささめやゆき(絵)のネコ絵本

これは、ネコ絵本ずきにはたまらん本です。ストーリーもいいけど、この絵本の魅力はなんといっても、ささめやゆき氏の絵。大胆な構図、ユーモアがあるのに乾いている絵。いい、とてもいい。初めて知った絵本作家さんなんで検索したら、た… 続きを読む だんまり / 戸田和代(文)、ささめやゆき(絵)のネコ絵本

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A Day With Wilbur Robinson / William Joyce 著の不思議な絵本

写実的な絵なんだけど、構図や内容がとても凝っているので、不思議な空気感が味わえる絵本。描かれているのは、とうていありえない世界なんだけど、妙に現実味がある。そう、夢の中のようだけど、ここまで飛躍した夢を見る才能(?)はな… 続きを読む A Day With Wilbur Robinson / William Joyce 著の不思議な絵本

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ねぼすけ はとどけい / ルイス・スロボドキンのほのぼの絵本

スイスの山奥の小さな村の小さな時計屋さんが物語の舞台。壁一面のたくさんの「はどどけい」は正確無比に一斉に小窓からハトがでてきて時を告げる。しかし1羽だけはどうしても一分ほど遅れて小窓から出てくる。時計自体は狂っていない。… 続きを読む ねぼすけ はとどけい / ルイス・スロボドキンのほのぼの絵本

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スーザンのかくれんぼ / ルイス・スロボドキンのほんわかユーモアな絵本

可愛いおんなの子のスーザンが主人公のほんわかしたユーモアが漂う、ルイス・スロボドキン作の絵本。1961年の絵本で、懐かしいような温もりのある絵が優しい。 二人の兄さんがビンに入れて飼ったいるクモを妹に見せようとするので、… 続きを読む スーザンのかくれんぼ / ルイス・スロボドキンのほんわかユーモアな絵本

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