部屋の中で、少年が蒸気機関車のおもちゃ遊びをしている。母さんが、さっさと寝なさい、と言う。イヌのパジャマ入れを抱いて寝入った少年は、夢の中で蒸気機関車を運転している。横ではイヌがスコップを使って蒸気釜に石炭をくべている。… 続きを読む ジョン・バーニンガムの絵本 / いっしょに きしゃに のせてって !
月: 2007年2月
ジョン・バーニンガムの蒸気機関車を眺めながら
バーニンガムの絵本『いっしょに きしゃに のせてって!』を眺めていたら、突然、過去の記憶がよみがえった。ネットで調べたら、ぼくが6歳の頃らしい。たぶん、それは小樽駅構内のホームでの見学だったと思う。祖父をはじめ家族総出の… 続きを読む ジョン・バーニンガムの蒸気機関車を眺めながら
フランソワ・オゾン監督 / 焼け石に水
2000年フランス映画。フランソワ・オゾン監督の映画を見たのは『まぼろし』が最初だった。それはシャーロット・ランプリングを見たかったからだ。監督のことは何も知らなかったが、オゾン監督の感性に衝撃を受けた。しかし『まぼろし… 続きを読む フランソワ・オゾン監督 / 焼け石に水
ジョン・バーニンガムの絵本 / くものこどもたち
青空と白い雲の写真の中に絵をコラージュした、ちょっと変わった絵本。ちょっと写真が弱い感じがして、バーニンガム独特の迫力のあるいつもの世界がない。ストーリーは、父さん、母さんと息子のアルバートの3人が登山をしている。なんと… 続きを読む ジョン・バーニンガムの絵本 / くものこどもたち
ジョン・バーニンガムの絵本 / ねえ、どれが いい?
本書もバーニンガム独特のリズミカルにシーンが展開する絵本。 ねん、どれが いい? へびに まかれるのと、 魚に のまれるのと わにに 食べられるのと、 さいに つぶされるおとさ。 なんて、文に絵がついてる。シリアスな世界… 続きを読む ジョン・バーニンガムの絵本 / ねえ、どれが いい?
クロード・マルタンゲの素敵なストーリーの絵本 / ゆきのしたのなまえ
こころにジワーっと染み込んでくるお話の絵本。ストーリーはシンプルだ。街から郊外へ祖父と孫が散歩をしている。お話は二人の会話で構成されている。なんでも、祖父は夫婦で旅をしていたとのこと。ドイツの小さな町の有名な教会に立ち寄… 続きを読む クロード・マルタンゲの素敵なストーリーの絵本 / ゆきのしたのなまえ
マーガレット・ワイズ・ブラウンの『おやすみなさい おつきさま』ができるまで
本書は絵本『おやすみなさい おつきさま』とレナード・S・マーカスによる『ブラウンとハードの生涯』が1冊になったもの。絵本だけのものと判型も同じなので、絵本部分は全く同じだが、本書はあくまで後者を読む本だ。純粋に絵本『おや… 続きを読む マーガレット・ワイズ・ブラウンの『おやすみなさい おつきさま』ができるまで
フランソワ・オゾン監督の詩のような短編映画 / 『海をみる』と『サマー・ドレス』
海をみる 1997年フランス映画。小島の一軒家にサーシャ(サーシャ・ヘイルズ)が赤ん坊と住んでいる。夫はパリにいる。そこへバックパッカーのタチアナ(マリナ・ド・ヴァン)が現れて、庭にテントを張りたいという。許可したサーシ… 続きを読む フランソワ・オゾン監督の詩のような短編映画 / 『海をみる』と『サマー・ドレス』
森健 著 / グーグル・アマゾン化する社会
とてもエキサイティングな本だ。もう、ぼくたちには「明日は明日の風が吹く・・・」と慰めの言葉のない時代にいるんだと感じた。明日に何が起きても不思議ではない所で生きている。明日に起きるかもしれない「何か」は幸運ではなくて、不… 続きを読む 森健 著 / グーグル・アマゾン化する社会
川口にて安治川の夕焼け
暖かい日が続いたが久しぶりに季節どおりの寒い日だった。風も強かったので、波立っている安治川が見れるかと川口まで歩いた。でも、たいしたことはなくてがっかり。安治川の川下に太陽が沈んだばかりで徐々にオレンジ色が広がっていた。… 続きを読む 川口にて安治川の夕焼け