ページレイアウトソフトについて(1)

この数日は、Microsoft Word を勉強している。今迄は、仕事の依頼先からのデータを Word でもらうことが多く、そこからテキストや画像を抽出して、ウェブページに流し込むという程度の利用だった。Word を使って自分で書類を作るということもないので、改まって Word の勉強をするということはなかった。それが、数百ページの書籍を PDF化する話があって、勉強となった。データは Word で入稿するはずだし、それなら Word でレイアウトを整えて、PDFファイルに変換するのがベストだろうと思い、手順を実験するにあたって Word の勉強となった。で、驚いたんだけど、Wordはワープロソフトという先入観を持っていたが、ほとんどページレイアウトソフトじゃないかということ。そこで、ページレイアウトソフトについてちょっとメモをしておこうと思った。

▼純然たるページレイアウトソフト
・PageMaker
・Quark XPress
・InDesign
・Pages
▼ワープロというよりページレイアウトソフト
・Word
▼グラフィックソフトだがページレイアウトができる
・Illustrator
・SuperPaint
・MacDraw

20年前のMacPlusの頃はまず、ドローデータの作成ソフトの MacDraw で文書ファイルを作り始めた。しかし、すぐに SuperPaint が文書ファイル作りのメインソフトになる。91年に SE30 を導入してから本格的にページレイアウトの勉強を PageMaker で始めた。実際に DTP の仕事が入るようになった頃には Mac IIci を導入(92年)し、Quark XPressで本格的に仕事としてページレイアウトソフトを使用し始めた。Quark XPressは大変高機能だが、習得には PageMaker をマスターしていたことが助かった。以後は長い間、DTPオペレーティングを業務とするが、クライアントの指示により、Quark XPress、または Illustrator のどちらかでデータを納品することになった。どちらも文字組版に関してはプロの要求を満足させる高機能なソフトだった。現在は InDesign が Quark XPress と同等の機能を持っているようだ。

しかし、これらはあくまでプロ用のレイアウトソフトで、ぼく自身がクライアントに書類を提出したりするのに使う気にはない。文書を考えながら作るには、ちょっと軽めのソフトがいい。PageMakerが最適だが、OS X にいまだに対応していないので、インテルMacでは使えない。