本書は絵本『おやすみなさい おつきさま』とレナード・S・マーカスによる『ブラウンとハードの生涯』が1冊になったもの。絵本だけのものと判型も同じなので、絵本部分は全く同じだが、本書はあくまで後者を読む本だ。純粋に絵本『おや… 続きを読む マーガレット・ワイズ・ブラウンの『おやすみなさい おつきさま』ができるまで
カテゴリー: 絵本
マーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本 / おやすみなさいおつきさま
先日読んだ『My World』と同じコンビの絵本。マーガレット・ワイズ・ブラウンの文でクレメント・ハードの絵だ。こちらの方が『My World』より2年早い1947年に出版されている。ウサギが登場し、緑と赤を使った大胆な… 続きを読む マーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本 / おやすみなさいおつきさま
鈴木まもる / バサラ山スケッチ通信 ぼくの鳥の巣探検
2ヶ月ほど前に鈴木まもる氏の本を初めて見た。絵本『ぼくの鳥の巣絵日記』だった。絵本というよりも、自然科学の図鑑でもあるけれど、やっぱりぼくは絵本として楽しんだ。本書は絵本ではなくて、鳥の巣を優しく説明した自然科学の読み物… 続きを読む 鈴木まもる / バサラ山スケッチ通信 ぼくの鳥の巣探検
ヘルメ・ハイネ / One Day in Paradise
聖書の天地創造の物語かな。壮大なストーリーがハイネの軽やかなタッチで描かれる。牧歌的なじいさんが登場するけど、神なのだろうか。じいさんは様々な植物、昆虫、動物を想像する。その動物たちの愛らしいことといったらない。そして、… 続きを読む ヘルメ・ハイネ / One Day in Paradise
心の郷愁を誘うマーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本 / My World
市立図書館で、ある作家の絵本を捜していたら、書棚からはみ出て落ちそうになっている一冊があった。押し戻してから、一瞬のあと、もう一度引っ張り出した。一目でこれが名作だと分かった。それもぼく好みの。借りて帰ってからネットで調… 続きを読む 心の郷愁を誘うマーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本 / My World
ヘルメ・ハイネの絵本 / The Pearl
ヘルメ・ハイネの絵本はブタとニワトリが多い。本書はめずらしくビーバーだ。表紙のビーバーのとぼけた表情を見ているだけで、ほんわかと気持ちが緩んでくる。そのビーバーが自分のダムの中の巣で悩んでいるところから始まる。貝を見つけ… 続きを読む ヘルメ・ハイネの絵本 / The Pearl
ヘルメ・ハイネの絵本 / Prince Bear
読み終わって、ジーンとなる絵本。昔むかしから、クマはプリンスに、プリンセスはクマに変身できた。プリンスに変わりたいクマは路上に立って、プリンセスを乗せた馬車が通るのを待つ。そして馬車のプリンセスにキスをすると変身できた。… 続きを読む ヘルメ・ハイネの絵本 / Prince Bear
小学6年生のネット体験を描いた 長谷川集平著 / デビルズドリーム
小学6年の女の子二人の友だち同士が、ネットに二人だけがアクセスできる掲示板を持っている。二人は学校やほかで、直接話しをするが、二人だけのネットでの会話も楽しんでいる。その秘密の掲示板の名前が「デビルズドリーム」だ。 ぼく… 続きを読む 小学6年生のネット体験を描いた 長谷川集平著 / デビルズドリーム
海賊船の絵本 / 海賊日誌 少年ジェイク,帆船に乗る
学童向けの絵本だが、海賊についての専門書的な内容になっている。文章も多いが、大型本である特徴を生かして、絵をときに大きく大胆にレイアウトしてあったり、図鑑風な緻密なレイアウトがあったりと、大変に工夫された絵本です。フィク… 続きを読む 海賊船の絵本 / 海賊日誌 少年ジェイク,帆船に乗る
リスベート・ツヴェルガーの2冊目の『くるみ割り人形』
本書のまえがきに、ホフマンの物語を簡潔な文にしたズザンネ・コッペが書いています。 「1980年、絵本作家として歩み始めたころ、ツヴェルガーは『くりみ割り人形』を発表しました。それから23年以上たって、ツヴェルガーはあらた… 続きを読む リスベート・ツヴェルガーの2冊目の『くるみ割り人形』