初出「新潮」2006年11月号 二度読んだが、一度目よりさらに面白かった。たぶん、これからも何度か読むだろう。絲山秋子の著書は『イッツ・オンリー・トーク』 から始まって、『袋小路の男』、『海の仙人』と単行本を読んできた。… 続きを読む 読書メモ:絲山秋子著『エスケイプ/アブセント』
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読書メモ:絲山秋子著『海の仙人』
海の仙人(新潮 2003年12月号) 一度読んでから、再読した。再読で深く楽しめた。33歳の勝男は敦賀に住んでいる。4年前には銀座のデパートの店員だったが、宝くじにあたって仕事をやめて敦賀に住んでいる。海岸でかりんと出会… 続きを読む 読書メモ:絲山秋子著『海の仙人』
読書メモ:絲山秋子著『袋小路の男』
この単行本の始まりに、ロレンス・ダレル『ジュスティーヌ』からの引用あり。クレアの言葉。 袋小路の男(群像 2003年12月号) 高校1年の大谷日向子(ひなこ)は新宿のジャズ喫茶「エグジット・ミュージック」同じ高校の2年生… 続きを読む 読書メモ:絲山秋子著『袋小路の男』
読書メモ:絲山秋子著『イッツ・オンリー・トーク』
イッツ・オンリー・トーク(文学界 2003年6月号) 蒲田のアパートに住んでる売れない絵描きの優子が主人公。いろんな男たちとの関係、距離感。ロバート・フリップとエイドリアン・ブリューのクリムゾン。 第七障害(文学界 20… 続きを読む 読書メモ:絲山秋子著『イッツ・オンリー・トーク』
別冊太陽 日本のこころ119 中上健次
いまさら中上健次を読み始めた。中上の小説は泥臭いと思って読まないできた。ぼくは若い時からおしゃれな恋愛小説が好きだった。フランスの翻訳小説とか、日本の作家なら谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫などの耽美的なやつが好きだった… 続きを読む 別冊太陽 日本のこころ119 中上健次
中上健次を読んでいる(1)
憑かれたように中上健次を読んでる。初期短編の『一番はじめの出来事』、『十九歳の地図』を読み、さらに評論集『破壊せよ、とアイラーは言った』を読んだ。ぼくは中上と同じ年齢だ。評論集を読むと、同じ歳に同じジャズのレコードを聞い… 続きを読む 中上健次を読んでいる(1)
クラブパーティ”wind”
25日のクラブパーティ”wind”がおもろかった。とても大勢の知り合いたちに会った。izzy a.k.a Izuru Utsumi のDJがやばかった。鋭いビートが生き物のように体にまとわりつくの… 続きを読む クラブパーティ”wind”
熊本一規、辻芳徳著『がれき処理・除染はこれでよいのか』
熊本一規、辻芳徳著『がれき処理・除染はこれでよいのか』を読んだ。「がれき利権」と「除染利権」と「帰還推進」がセットで行われている構造が分かりやすく説明されている。大阪市長はがれきの受入を表明している。その政治的背景と健康… 続きを読む 熊本一規、辻芳徳著『がれき処理・除染はこれでよいのか』
アンドリュー・クレメンツ著『はるかなるアフガニスタン』
アンドリュー・クレメンツ著、田中 奈津子訳(講談社文学の扉、2012年2月発行、原作2009年) 非常におもしろい小説だった。物語の展開が気になって、どんどん読んでしまった。ほんとにうまいことストーリーを組み立てていると… 続きを読む アンドリュー・クレメンツ著『はるかなるアフガニスタン』
ドイツ語の絵本3冊
Eine Blattlaus wandert aus Marjaleena Lembcke (著) Stefanie Harjes (イラスト) 出版社: Tulipan Verlag (2011/08) ドイツ語なんで… 続きを読む ドイツ語の絵本3冊