ミロスラフ・サセックは世界の都市を描いた「ジス・イズ」シリーズが有名らしいけど、ぼくは知らなかった。シリーズの絵本を手にしてびっくり。大胆で繊細、緻密さのなかに温もりもある絵は一度見ただけで、たちまち虜になってしまう。子… 続きを読む ミロスラフ・サセックの絵本『ジス・イズ・ニューヨーク』
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絵本の『ライオンと魔女』
C. S. ルイス原作の『ナルニア国ものがたり ライオンと魔女』の絵本版。絵本としては少し多い文章だけど、原作のストーリーはかなり縮小されている。しかし、絵を見ながら読んでいると、けっこう楽しめた。写実的な絵で、細部まで… 続きを読む 絵本の『ライオンと魔女』
ジュール・ヴェルヌの『イラスト図解 十五少年漂流記』
『地底旅行』、『海底二万マイル』、『八十日間世界一周』などのジェール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』をイラスト図解付で詳細に解説した絵本。原作の『十五少年漂流記』自体もイラスト付でストーリーの概略が分かる。漂着した島の地図… 続きを読む ジュール・ヴェルヌの『イラスト図解 十五少年漂流記』
アンジェラ・バレットの素晴らしい絵「氷の宮殿」
今朝は、玄関のドアが歪んでいて外れる危険があるとかで、朝から業者さんが来て、修理していた。それで、いつもより早く起きたので、昼ごろにはしんどくなって、ベットの上に寝転んで絵本を眺めた。9月も下旬になろうというのにいつまで… 続きを読む アンジェラ・バレットの素晴らしい絵「氷の宮殿」
ルイーザ・メイとソローさんのフルート / 「若草物語」と「森の生活」の作者たちの絵本
ルイーザ・メイ・オールコットは南北戦争時代を舞台にした四人姉妹の物語『若草物語』の作者。ヘンリー・デイヴィッド・ソローはたった一人でシンプルに森の中で暮らした経験から生まれた『森の生活』の作者。 ルイーザ・メイが7才のと… 続きを読む ルイーザ・メイとソローさんのフルート / 「若草物語」と「森の生活」の作者たちの絵本
どうぶつさいばん タンチョウは悪代官か? / 環境問題の絵本
ぼくは北海道出身だから、ここに描かれた風景に郷愁を誘われる。と、いってもこの絵本の舞台の湿原には行ったことがない。それでも郷愁を感じるのは、北海道と本州を隔てる風景の決定的な違いがあるからだと思う。この絵本ではミズナラの… 続きを読む どうぶつさいばん タンチョウは悪代官か? / 環境問題の絵本
Terry Johnson Presents うみだ! うみだー! / テリー・ジョンソン(湯村輝彦)の傑作海水浴絵本
おー、海水浴か~、何十年もしたことがないな~。というぼくがこの絵本を眺めながら、クククっと笑いをかみ殺しているのは何か、卑屈に見えるかも。 夜明け前の静まり返った海水浴場から始まって、朝日が上る頃、地元の人が散歩してたり… 続きを読む Terry Johnson Presents うみだ! うみだー! / テリー・ジョンソン(湯村輝彦)の傑作海水浴絵本
サリーおばさんとの一週間 / 原題は「The Trolls(トロル)」という児童文学
『サリーおばさんとの一週間』っていう邦題はすごく説明的で、面白味がない。タイトルが『トロル』だったら、んッ、となる人が多いんじゃないかと思う。妖精の一種なんだけど、悪い妖精。イメージがすごく悪い妖精なんで、これをタイトル… 続きを読む サリーおばさんとの一週間 / 原題は「The Trolls(トロル)」という児童文学
ふたり――ミーナ、中国へ / アンナ・ヘグルンドの絵本「ふたり」シリーズの3
アンナ・ヘグルンドの『ふたり』シリーズの3作目。シリーズ中、これが一番いい。そして、絵本の中の最高の傑作の一つだと思っている。 ミーナは雨の続くある日のこと、ふと手にした中国の本に魅せられる。その夜、中国の寺院の庭を浮か… 続きを読む ふたり――ミーナ、中国へ / アンナ・ヘグルンドの絵本「ふたり」シリーズの3
ふたり――ミーナの家出 / アンナ・ヘグルンドの絵本「ふたり」シリーズの2
シリーズ1に比べたら、この2冊目はちょっとインパクトが薄い。でも、作者のアンナ・ヘグルンド独特のタッチが描く、クマのミーナの表情は本当におもしろい。感情の表現がほんとにいいわ。 春のさわやかな朝、ミーナとコーゲのカップル… 続きを読む ふたり――ミーナの家出 / アンナ・ヘグルンドの絵本「ふたり」シリーズの2