今週の始めだが、アートスペース 亜蛮人というギャラリーへ行ってきた。この2007年6月29日にオープンしたばかり。この日は、西島芳さんの「絵日記展」が開催されている中で、西島さんと中島教秀さんによるミニライブが行われた日。写真はお二人のリハーサル風景。
ここはこじんまりとしたギャラリーだけど、お酒のメニューもあるのでカフェでもあるのかな。案内には「手作りでこつこつと改装を始めた」とあるけど、そんな温もりのあるスペースです。前面が大きなガラスで前の路地とつながっている感じよかった。
しかし何と言っても、ぼくにはこの場所がムチャクチャに懐かしくて、とても感慨深かった。ここは、有名な浪速区の日本橋の電気街は４丁目をちょっと西に入った路地に面している。「五階百貨店」という昔からある大きな看板が今でもかかっているけど、この辺りは昔ながらの路地が走り、小さなお店がびっしりと軒を連ねたいた。今はやめていくお店もあって、昔にくらべたら寂しい感じです。
小さなお店というのは、ほとんどが工具屋さんで、亜蛮人の並びはたしかステレオを商いにしているお店が多かったと思う。30年前には、そんなお店をひやかしながら歩いてました。それより前の40年前，ぼくは大阪の知り合いを頼って北海道から出てきたけど、その時、商売道具のコンプレッサーを買うための雇い主に連れられて、ぼくはここに来ている。大阪の西も東も分からないときに、すでにディープな大阪体験をしてたんだと、思い出してしまったわけ。
もう何年も、この辺りへは来なくなっていたから、現在のコスプレやフィギュアショップ、メイドカフェなどが増えて、街の風景が様変わりしているのを見ると新鮮な感じがした。