Jaz’ room nu things が3周年パーティ

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大阪中央区南本町の阿木譲さんの nu things が開店3周年を迎える。2年前の開店パーティに駆けつけたことを思い出す。以前は、ジャズにせよロックにせよ、あっちこっちのライブ会場に足を運んでいたが、この2,30年はいろいろな事情が重なって、ぴったりとライブに行かなくなった。家でCDを聞くこともまれだったが、3年ほど前から冬眠から醒めたようにジャズを聞き始めた。そんなおり、阿木さんと偶然に再会し、今度、本町にジャズを聞かせるクラブをオープンするから・・・、と聞いたんだ。

梅田でも難波でもなくて、ビジネス街本町の地下というのが、なんともいいロケーションで何度も足を運ぶようになった。nu things に入るとき、出たとき、人気のほとんどない深夜のビジネス街というのは、まさにハード・バップにぴったりだった。これが、北や南の酔客の行き交う繁華街だったら、ただのモダンジャズになってしまう。この違いは大きいと感じている。

しかし、『ロック・マガジン』の阿木譲さんしか知らなかったので、阿木さんとジャズが結びつかなくて長い間、クエスションマークが頭から消えなかった。昨年の夏から月1回のペースで続いている、ハードバップをメインした阿木さんDJを聞いてからは、なぜジャズなのかがだいぶんに理解できた。

ぼくが音楽を聞かないでいた2,30年というのは、アシッド・ジャズからクラブ・ジャズへ、ヒップ・ホップやDJが現れていたんだよね。それらを全く知らないで来たんで、ほんとに浦島太郎状態だった。それも、nu things に通うことで大分に解消したと思う。

その nu things がこの21日に3周年記念パーティが行われる。以下がその案内。
「jaz’ room nu things 3周年記念PARTY
21 sat pm08:00-mid night 1500yen with 1 drink + foods
LIVE : Torio Liric / 曲目 ピアソラ ブエノスアイレスの夏 他
DJ : TAIZO (LESSON ZERO)
早いものでjaz’ room nu thingsも開店3周年を迎えます。いままで店に関わってくれた多くのミュージシャン、DJ、そしてお客さんのために、ささやかなパーティを催します。バイオリン、チェロ、ピアノから成る『Torio LIRIC』の耽美なサウンドスケープがnu thingsの空間に流れるなか、ミュージシャンやお客さん、スタッフ間の交流の場として、軽い会話を楽しんだり、コミュニティの機会としてどうぞこのパーティを活用して友達の輪をひろげてください。jaz’ room nu thingsに以前から興味を持っておられ、店に一度も来られたことのない方もこの機会にどうぞ。」

いつもは nu jazz やハードバップ、ファンクなどのスペースに、この夜はバイオリン、チェロ、ピアノトリオでアルゼンチンのピアソラとあるのを見て、やっぱり阿木さんの音楽センスは鋭いと思ってしまった。当日が楽しみ。