なみにきをつけて、シャーリー / ジョン・バーニンガムの絵本

『もう おふろから あがったら、シャーリー』と同じアイデアによる絵本。ページ左が母さんの小言。右がシャーリーの小言を聞き流すシャーリーの空想世界。本書の原作は1977年、おふろの方は1978年。このユニークなアイデアが生きているのは後の方の『もう おふろから あがったら、シャーリー』だと思う。

『なみにきをつけて、シャーリー』は父さん、母さんとシャーリーの3人と飼い犬で浜辺に出かける。母さんがあーだ、こーだと言っている。シャーリーは、愛犬とボートに乗り込み、海賊船に乗り込む。彼らと戦って、宝島の地図を手に入れるという空想が語られている。『もう おふろから あがったら、シャーリー』を読んだあとだと、本書は平凡に感じてしまう。

なみにきをつけて、シャーリー
原題 Come away from the water, Shirley
著者 ジョン・バーニンガム((c) 1977 by John Burningham
訳者 へんみ まさなお
発行 ほるぷ出版、1978年9月

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カテゴリー: 絵本