所用で地下鉄四ツ橋線で南方向の玉出へ行った。環状線の外へ出ることは非常にまれなこと。左上は生根神社(いくねじんじゃ)。30年前、ここの夏祭りに来ているはずだが、よく覚えていない。当時、カミさんが折口信夫に凝っていた。著作の中で、生根神社の夏祭りの山車の歴史的考察を読んだとかで、二人で来ているはずなんだ。この神社は国道26号線からちょっと西に入ったところにある。ほかの3枚の写真はすべて、国道26号線の風景。大阪市内も環状線の南方面の外側、すなわち下町はどこもこのような風景だ。こんな国道とか幹線をはずれると、第二次大戦末期の大阪大空襲を免れた古い街並みがちらほらと残っていたりする。右上に写っている真っ赤な車は「赤バス」という大阪市営バス。幹線を走るバスとは別に狭いエリア内を環状の状態でぐるぐると回っている。たしか100円。まだ乗ったことはない。