オーパル ひとりぼっち / バーバラ・クーニー絵の絵本

寂しさの中にぬくもりのある絵本。原作はオーパル・ウィットリーという女性の5歳から6歳の頃の日記と説明されている。原文は編集されて、バーバラ・クーニーが絵を描いた絵本です。オーパルは両親を亡くして、オレゴン州の山奥の一家に育てられている。大自然を背景にしたバーバラ・クーニーのお得意の世界が広がっている。

オーパルは一家に育てられているというよりも、働き手として使われている様子。彼女の孤独がひしひしと伝わって来る。そんな環境の中で、彼女はさまざまな動物を友だちにしている。また、住む人の少ない山奥だがあたたかい心を持った人との交流もある。最後は引越のため、それらの人々や動物たちとの別れが哀しみを誘う。

オーパル ひとりぼっち
原作 オーパル・ウィットリー
編 ジェイン・ボルタン
絵 バーバラ・クーニー
発行 ほるぷ出版、2001年3月

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カテゴリー: 絵本