NHK衛星放送でみる。1946年作品。浮世絵には関心がないので、歌麿も名前を知っているぐらい。でも、溝口の「歌麿をめぐる五人の女」には何かを期待して見たが、単なる娯楽作品の域を出るものではなくて、がっかりだった。戦時中の… 続きを読む 溝口健二監督/歌麿をめぐる五人の女
月: 2006年8月
溝口健二監督/山椒大夫
NHK衛星放送で見る。1954年作品。平安時代末、人買いにさらわれた安寿と厨子王の物語。1954年といえば、ぼくは9才。当時、家にある絵本といえば、この「安寿と厨子王丸」とか「一休さん」、「いなばの白ウサギ」みたいなつま… 続きを読む 溝口健二監督/山椒大夫
溝口健二監督/祇園の姉妹
NHK衛星放送で見る。1936年作品。一緒に暮らし、祇園で芸者をやっている姉妹の話だ。いつまでもしがない自前芸者である姉のことを、妹ははがゆくてしかたがない。しっかり者で次々と男達を手玉に取る妹を山田五十鈴が憎たらしいほ… 続きを読む 溝口健二監督/祇園の姉妹
溝口健二監督/祇園囃子
NHK衛星放送で見る。1953年作品。これまでに見て来た、雨月物語(1953)、雪夫人絵図(1950)、近松物語(1954)に比べるならインパクトに欠ける作品だと思った。これらの3作品には「戦後」という情念ともいえる熱い… 続きを読む 溝口健二監督/祇園囃子
溝口健二監督/近松物語
NHK衛星放送の溝口特集を見る。1954年の作品。単なる悲恋物語なのだが、ただならないテンションの高さを感じてしまった。監督はもちろんだが、役者をはじめ、小道具や衣装にいたるまで、憑かれたような気配を感じてしまう。「雨月… 続きを読む 溝口健二監督/近松物語
溝口健二監督/雪夫人絵図
深夜、NHK衛星放送で「雪夫人絵図」を見た。戦後5年後の1950年作品。戦争が語られることはないが、いやでも戦後の物語であることを意識させられる。主人公は旧華族の家に生まれ育った雪、彼女の没落が描かれる。戦後の変革の中で… 続きを読む 溝口健二監督/雪夫人絵図
溝口健二監督/雨月物語
NHK衛星放送で溝口健二監督特集を放映している。さっき、「雨月物語」(1953年)を見た。若い時は、ベルイマンとかヴィスコンティの映画のように溝口を見ていたんだ、と今、気づいた。つまり、なーにも分かってなかったんじゃない… 続きを読む 溝口健二監督/雨月物語
橋からの眺め(2)/伯楽橋(はくらくばし)
伯楽橋は長堀通りの木津川に架かる橋。何年も橋の架け替え工事をしていたが、今年完成したばかりだ。木津川は西区の中央を南北に流れている。新町の西の端になる。同じ南北に流れる東横堀川があり、これらを、土佐堀川、道頓堀川で結んで… 続きを読む 橋からの眺め(2)/伯楽橋(はくらくばし)
夏の盛りの阿波座南公園ビオトープ
今朝のビオトープ風景。薄紫の「みぞはぎ」が咲き乱れている。池にそってずいぶんと増えたようだ。池にはメダカが見える。小さな金魚も一匹、ビオトープには、こういう魚を放してはだめなんだけど・・・。この阿波座南公園ビオトープは2… 続きを読む 夏の盛りの阿波座南公園ビオトープ
橋爪紳也監修/都市再生フィールドノート 大阪のひきだし
大阪と名付けられているが、本書は船場地域とその周辺の都市再生フィールドノートとなっている。ぼくは船場の西隣の新町でSOHOをしているので、新町から船場、船場から新町を始終行き来している。今は埋め立てられて存在しないのだが… 続きを読む 橋爪紳也監修/都市再生フィールドノート 大阪のひきだし