海の仙人(新潮 2003年12月号) 一度読んでから、再読した。再読で深く楽しめた。33歳の勝男は敦賀に住んでいる。4年前には銀座のデパートの店員だったが、宝くじにあたって仕事をやめて敦賀に住んでいる。海岸でかりんと出会… 続きを読む 読書メモ:絲山秋子著『海の仙人』
カテゴリー: 文学
読書メモ:絲山秋子著『袋小路の男』
この単行本の始まりに、ロレンス・ダレル『ジュスティーヌ』からの引用あり。クレアの言葉。 袋小路の男(群像 2003年12月号) 高校1年の大谷日向子(ひなこ)は新宿のジャズ喫茶「エグジット・ミュージック」同じ高校の2年生… 続きを読む 読書メモ:絲山秋子著『袋小路の男』
読書メモ:絲山秋子著『イッツ・オンリー・トーク』
イッツ・オンリー・トーク(文学界 2003年6月号) 蒲田のアパートに住んでる売れない絵描きの優子が主人公。いろんな男たちとの関係、距離感。ロバート・フリップとエイドリアン・ブリューのクリムゾン。 第七障害(文学界 20… 続きを読む 読書メモ:絲山秋子著『イッツ・オンリー・トーク』
別冊太陽 日本のこころ119 中上健次
いまさら中上健次を読み始めた。中上の小説は泥臭いと思って読まないできた。ぼくは若い時からおしゃれな恋愛小説が好きだった。フランスの翻訳小説とか、日本の作家なら谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫などの耽美的なやつが好きだった… 続きを読む 別冊太陽 日本のこころ119 中上健次
中上健次を読んでいる(1)
憑かれたように中上健次を読んでる。初期短編の『一番はじめの出来事』、『十九歳の地図』を読み、さらに評論集『破壊せよ、とアイラーは言った』を読んだ。ぼくは中上と同じ年齢だ。評論集を読むと、同じ歳に同じジャズのレコードを聞い… 続きを読む 中上健次を読んでいる(1)
アンドリュー・クレメンツ著『はるかなるアフガニスタン』
アンドリュー・クレメンツ著、田中 奈津子訳(講談社文学の扉、2012年2月発行、原作2009年) 非常におもしろい小説だった。物語の展開が気になって、どんどん読んでしまった。ほんとにうまいことストーリーを組み立てていると… 続きを読む アンドリュー・クレメンツ著『はるかなるアフガニスタン』
村山由佳著『ダブル・ファンタジー』
金曜日にはいろいろと活動(?)のし過ぎで、治っていた風邪がぶり返したみたい。たいした咳じゃないけど止まらない。そんなんで土曜日以降は遊びに出ないで家にこもっていた。おかげで、読みかけ中の村山由佳著の長編小説『ダブル・ファ… 続きを読む 村山由佳著『ダブル・ファンタジー』
士郎正宗著『攻殻機動隊2』が届いた
1週間前、クラブのDJパーティのフロアでの雑談で『攻殻機動隊2』を勧められた。すぐに Amazon に注文していたのが数日前に届いた。このコミックは非常に難解で、何度読んでも全体像を理解できないでいる。細部は読むたびに新… 続きを読む 士郎正宗著『攻殻機動隊2』が届いた