2003年、フランス、イギリス映画。 ロザンナ・アークエット監督のドキュメタリー映画『デブラ・ウィンガーを探して』の中で、出演している女優たちが口々にシャーロット・ランプリングを賞賛しているシーンがあったはずだ。それは彼… 続きを読む スイミング・プール / フランソワ・オゾン監督
カテゴリー: Movie
佐々木小次郎(後編)/ 佐伯清監督
1957年東映映画。前編に引き続いて後編も見た。ぼくがこの『佐々木小次郎』を見るのは単なるノスタルジーにすぎない。しかし、その気持ちは満たされなかった。当時見ていた東映映画は、もう少し前の作品で、この映画は小さくまとめて… 続きを読む 佐々木小次郎(後編)/ 佐伯清監督
「バードがジャズさ」、映画『リプリー』から
映画『リプリー』をビデオで見ていたら、ジャズについての面白い会話があった。 ディッキーとマージのカップルとリプリーの3人のシーン。 ディッキー「マージはグレン・ミラーがジャズだって」 マージ「そんなこと言ってないよ」 リ… 続きを読む 「バードがジャズさ」、映画『リプリー』から
昼間から、東千代之介の『佐々木小次郎』
少しの仮眠で、朝から仕事をして昼前に片付いたので、昼食後にぼーっとしてたら、衛星放送の番組表に『佐々木小次郎』を見つけた。明るいうちから、映画を見る習慣はないが、こんな日はいいだろうと、自分に言い訳をして見ていた。195… 続きを読む 昼間から、東千代之介の『佐々木小次郎』
ふたりの5つの分かれ路 / フランソワーズ・オゾン監督
2004年フランス映画。男女の出会い、結婚、出産、身内との食事、離婚と5章に分かれているが、映画は時間をさかのぼる。離婚から始まって、二人の出会いがラストシーンとなる。時間をさかのぼるという斬新性を除外すると、特別なスト… 続きを読む ふたりの5つの分かれ路 / フランソワーズ・オゾン監督
抱擁 / グウィネス・パルトロウが素晴らしいラブロマンス映画
2002年アメリカ映画、ニール・ラビュート監督。 「詩人になるつもり?」とモード(グウィネス・パルトロウ)。 「いや、地道に教師になるつもりだ。この時代、詩人は存在しないよ。」とローランド(アーロン・エッカート)。 「詩… 続きを読む 抱擁 / グウィネス・パルトロウが素晴らしいラブロマンス映画
姉のいた夏、いない夏 / 60sカウンター・カルチャーがよみがえる映画
2000年、アダム・ブルックス監督アメリカ映画。キャメロン・ディアス主演のロード・ムービーということで見ることになった『姉のいた夏、いない夏』だが、甘い映画ではなかった。60年代のカウンター・カルチャーがよみがえり、深い… 続きを読む 姉のいた夏、いない夏 / 60sカウンター・カルチャーがよみがえる映画
見出された時~「失われた時を求めて」より / マルセル・プルースト原作の映画
1998年、ラウル・ルイス監督によるマルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』の最終章『見出された時』の映画化。といってもぼくは『見出された時』を読んでいないので、映画のストーリーをよく追えなかった。小説を読んだ人… 続きを読む 見出された時~「失われた時を求めて」より / マルセル・プルースト原作の映画
セルジュ・ブールギニョン監督 / シベールの日曜日
1962年フランス映画。深夜のウォーキングから帰ったところだ。公園を周回してきた。木々の梢の間に見えるシリウスの輝きが歩調に合わせて移動していた。ほとんど満月の月が天頂近くにあるので1等星の明るい星だけが見えている。オリ… 続きを読む セルジュ・ブールギニョン監督 / シベールの日曜日
フランソワ・オゾン監督 / 焼け石に水
2000年フランス映画。フランソワ・オゾン監督の映画を見たのは『まぼろし』が最初だった。それはシャーロット・ランプリングを見たかったからだ。監督のことは何も知らなかったが、オゾン監督の感性に衝撃を受けた。しかし『まぼろし… 続きを読む フランソワ・オゾン監督 / 焼け石に水