青空と白い雲の写真の中に絵をコラージュした、ちょっと変わった絵本。ちょっと写真が弱い感じがして、バーニンガム独特の迫力のあるいつもの世界がない。ストーリーは、父さん、母さんと息子のアルバートの3人が登山をしている。なんと、アルバートはがけから落ちて、空中に放り出される。それを雲の子どもたちが受け止める。アルバートは雲の子どもたちと仲良く遊ぶというストーリー。ま、ほんわかしてるんだけど、ありえないしな~。ちょっと入っていけない。・・・そう言えば、バーニンガムの物語って動物と遊んだり、ありえないことばっかりなんだ。あんまり気にしないで見てたけど、この絵本では気になった。
くものこどもたち
原題 Cloudland
作 ジョン・バーニンガム (c) John Burningham 1996
訳 谷川俊太郎
発行 ほるぷ出版、1997年4月