本書もバーニンガム独特のリズミカルにシーンが展開する絵本。
ねん、どれが いい?
へびに まかれるのと、
魚に のまれるのと
わにに 食べられるのと、
さいに つぶされるおとさ。
なんて、文に絵がついてる。シリアスな世界ならたまらないようね。バーニンガム独特のユーモアたっぷりの動物たちだから、笑って許せる。
どれを 手つだう?
ようせいの まほう
小人の たからさがし、
まものの いたずら、
ま女の しちゅーづくり、
サンタクロースの プレゼントくばり。
なんて、ほほーっと感心してしまう。動物に関連する、どうする? が多い。で、たくさんの動物が登場する。イヌ、ゾウ、ワシ、ブタ、カバ、ヘビ、ワニ、サル、コアラ、ネコ、ヤギ、カニ、ライオン、オオカミ、ウシ、ハツカネズミ、金魚、ウサギ、ニワトリ・・・やっぱりイヌが一番多いな。バーニンガムの描く動物が好きな人にはたまらない絵本だ。
動物ばっかりじゃない、こんなんもある。
とうさんが 学校で おどっちゃうのと、
おかあさんが きっ茶店で どなるのと、どっちが いや?
ねえ、どれが いい?
原題 Would You Rather
作 ジョン・バーニンガム、(c) 1978 by John Burningham
訳 まつかわ まゆみ
発行 評論社、1983年12月