橋からの眺め(15)/ 千代崎橋(ちよざきばし)

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御堂筋周防町交差点のアップルストアから西に折れてアメリカ村に入り、そのまま西に進むと堀江だ。堀江もさらにどんどんと西へ向かうと木津川にぶつかる。そこに架かっているのが千代崎橋。ここが堀江の西の端、橋を渡ると九条だ。大正時代の絵地図を見ると、橋を渡るとすぐにあるのが松島遊郭で、さらに西進すると、安治川にぶつかるが、そこに至までは広大な工業地帯が広がっていた。現在、この木津川の両岸には運送業や倉庫が多い。わずかだが船具を扱う会社の倉庫が少しだが残っている。昔は船具関係の商いが集まっていたのかもしれない。

写真左が川下側(南方向)、右が川上側、水鳥が川面の揺れの中にいる。広角レンズなので遠くに小さく見えるが、大きな鳥だった。じっと見ていたら、羽を広げたまま1分ほどしてから、反対方向へ飛び去った。下の写真が羽を広げているときを拡大したもの。

5、6年前、あるデザイン事務所に専属の外部スタッフとして毎日通勤していた。自転車で中之島公園を西から東端まで走る願ってもないコースだった。毎日のことで、鳥はよく見た。特に灰色をした一羽のサギの仲間の大きな鳥が中之島の川や木津川でよく見かけた。渡りの群れから離れて、一羽で大阪の川をすみかとしたのだろうか・・・どんな事情があったのか、想像をめぐらした。

写真は2月11日。今日は春の嵐だった。