著者ははじめに、「本書は普通のジャズ史やジャズ評論書でもなく、しいていえばジャズからみた日本の戦後文化史の試論である」と言っている。なぜ、ジャズにこだわるのかと言えば、著者自身がジャズと日本文化は切っても切れない関係にあ… 続きを読む 戦後日本のジャズ文化――映画・文学・アングラ / マイク・モラスキー著のジャズからみた日本の戦後文化史
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フィッシュ / L. S. マシューズ著の開発途上国を舞台にした児童小説
ストーリーの展開につられるように夢中で読んでしまったが、読後に落ち込んだ。地域は意図的に明らかにされていないが、隣国との戦争や内戦の絶えることのない開発途上国が舞台。その国の村に医師として救援活動をしている両親を持った少… 続きを読む フィッシュ / L. S. マシューズ著の開発途上国を舞台にした児童小説
Max in Hollywood, Baby / Maira Kalman のMaxシリーズ絵本
Maxシリーズの『Ooh LA LA (Max in Love)』の続編。Maxはパリから花嫁のCrêpseを連れてニューヨークへ戻っている。最初の見開きページには、ハリウッドの撮影スタジオの様子が描かれている。中心にい… 続きを読む Max in Hollywood, Baby / Maira Kalman のMaxシリーズ絵本
Sayonara, Mrs. Kackleman / Maira Kalmanの日本観光旅行絵本
「ふたりの子どもが日本にゆきました」と、裏表紙に日本語で書いてある。 Luluと弟のAlexanderが和風な衣装がいっぱいのオペレッタ『Mikado』を観劇している。突然、弟が日本に行きたいと言い出す。それで姉弟の日本… 続きを読む Sayonara, Mrs. Kackleman / Maira Kalmanの日本観光旅行絵本
トメック――さかさま川の水1/ジャン=クロード・ムルルヴァのファンタジックな物語
ストーリーのつながりに無理があるけれど、数々のエピソードはとても面白い。2000年に原書が出版されている新しい小説だが、物語は古い時代。といっても妖精や魔法使いが歩き回っている小説ではない。 少年のトメックは小さな村のは… 続きを読む トメック――さかさま川の水1/ジャン=クロード・ムルルヴァのファンタジックな物語
ヒキガエルとんだ大冒険 1 火曜日のごちそうはヒキガエル
ラッセル・E・エリクソン作、ローレンス・ディ・フィオリ絵の「ヒキガエルとんだ大冒険」シリーズの1冊目。本書は1982年刊行されたものの改訳新版(2008年2月発行)。たぶん人気シリーズなのだろう。読むとそれもなるほどと思… 続きを読む ヒキガエルとんだ大冒険 1 火曜日のごちそうはヒキガエル
ヒキガエルとんだ大冒険 1 火曜日のごちそうはヒキガエル
ラッセル・E・エリクソン作、ローレンス・ディ・フィオリ絵の「ヒキガエルとんだ大冒険」シリーズの1冊目。本書は1982年刊行されたものの改訳新版(2008年2月発行)。たぶん人気シリーズなのだろう。読むとそれもなるほどと思… 続きを読む ヒキガエルとんだ大冒険 1 火曜日のごちそうはヒキガエル
フーさん引越をする / ハンヌ・マケラ著、フーさんシリーズ3冊目
フーさんシリーズの2冊目を読まないで、この3冊目を読んでしまった。2冊目の登場人物が登場するので、やはり順番に読めばよかったと後悔。1冊目では森の中に住んでいてフーさんだが、そこに高速道路が通るために立ち退き、町に住むこ… 続きを読む フーさん引越をする / ハンヌ・マケラ著、フーさんシリーズ3冊目
氷河ねずみの毛皮 / 宮沢賢治作、木内達郎絵の絵本を眺めて
12月末の真冬の夜、北極近くのベーリングに向かう列車がイーハトヴを出発する。それに乗り合わせた乗客たちの話だ。蒸気機関車は凍てつく極北の大地をひたすらに走る。その絵から、いやがうえにも記憶がよみがえった。ぼくは何度も汽車… 続きを読む 氷河ねずみの毛皮 / 宮沢賢治作、木内達郎絵の絵本を眺めて
Hey Willy, See the Pyramids / Maira Kalman が真夜中に聞く物語を絵本に
真夜中は物語の時間。そして、LuLuはとても素晴らしいストーリーテイラー・・・眠られない真夜中、姉妹のLuLuに電話して、お話しをせがむ。そしてとても短い物語がいくつもいくつも語られる。 後半にさしかかって、「tipto… 続きを読む Hey Willy, See the Pyramids / Maira Kalman が真夜中に聞く物語を絵本に