NHK衛星放送で見る。1953年作品。これまでに見て来た、雨月物語(1953)、雪夫人絵図(1950)、近松物語(1954)に比べるならインパクトに欠ける作品だと思った。これらの3作品には「戦後」という情念ともいえる熱い… 続きを読む 溝口健二監督/祇園囃子
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溝口健二監督/近松物語
NHK衛星放送の溝口特集を見る。1954年の作品。単なる悲恋物語なのだが、ただならないテンションの高さを感じてしまった。監督はもちろんだが、役者をはじめ、小道具や衣装にいたるまで、憑かれたような気配を感じてしまう。「雨月… 続きを読む 溝口健二監督/近松物語
溝口健二監督/雪夫人絵図
深夜、NHK衛星放送で「雪夫人絵図」を見た。戦後5年後の1950年作品。戦争が語られることはないが、いやでも戦後の物語であることを意識させられる。主人公は旧華族の家に生まれ育った雪、彼女の没落が描かれる。戦後の変革の中で… 続きを読む 溝口健二監督/雪夫人絵図
溝口健二監督/雨月物語
NHK衛星放送で溝口健二監督特集を放映している。さっき、「雨月物語」(1953年)を見た。若い時は、ベルイマンとかヴィスコンティの映画のように溝口を見ていたんだ、と今、気づいた。つまり、なーにも分かってなかったんじゃない… 続きを読む 溝口健二監督/雨月物語
Designing with Web Standards―XHTML+CSSを中心とした「Web標準」によるデザインの実践
CSS の解説を書籍や雑誌で読んでいると、ジェフリー・ゼルドマンという人が多くの Web 制作者に影響を与えていることを知りました。で、これはぜひとも読まなくては、という気分になって読みました。説得力のある本で、ずいぶん… 続きを読む Designing with Web Standards―XHTML+CSSを中心とした「Web標準」によるデザインの実践
写研書体の思い出(7)/ゴナU
ゴナUは1975年にリリースされます。ナールの作者の中村征宏氏のデザインです。その余りの太さにびっくりしたものです。1979年にゴナEが出ますが、ここまではファミリーという考えはなかったと思うのです。むしろ、ゴナEさえ余… 続きを読む 写研書体の思い出(7)/ゴナU
写研書体の思い出(6)/秀英明朝
歴史的な書体だが、リリースされたのは1981年で、すでにナール、スーボ、ゴナが出ていて、多書体の時代に入っていた。先進的なグラフィックデザイナーから歓迎された書体だった。石井特太明朝オールドスタイル、新聞特太明朝、そして… 続きを読む 写研書体の思い出(6)/秀英明朝
写研書体の思い出(5)/新聞特太明朝
1964年リリースの書体だから写研初期の書体。明朝系やゴシック系の基本的な書体が揃ったすぐ後、ナール(1973年)から始まる新書体ラッシュはずいぶんと前の書体です。サンプルは比較のために、石井特太明朝オールドスタイル(下… 続きを読む 写研書体の思い出(5)/新聞特太明朝
写研書体の思い出(4)/石井太明朝オールドスタイル
サンプルは上が石井太明朝オールドスタイル、下に比較のために石井中明朝オールドスタイルを並べた。マックによるDTP以前の写植時代はパンフレットや新聞、雑誌広告などでは、この書体の使用頻度がとても高かった。タイトルを太明朝オ… 続きを読む 写研書体の思い出(4)/石井太明朝オールドスタイル
ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリ/アンダルシアの犬
ぼくにとって、鑑賞回数の一番多い映画はおそらく「アンダルシアの犬」だと思う。一時期、映画青年の主宰する映画研究会などを見つけると、足しげく通ったものだ。それらは、公民館や大学の一室での上映会なのだが、記憶に残るのはどれも… 続きを読む ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリ/アンダルシアの犬