映画『リプリー』をビデオで見ていたら、ジャズについての面白い会話があった。 ディッキーとマージのカップルとリプリーの3人のシーン。 ディッキー「マージはグレン・ミラーがジャズだって」 マージ「そんなこと言ってないよ」 リ… 続きを読む 「バードがジャズさ」、映画『リプリー』から
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太陽はひとりぼっち / ミケランジェロ・アントニオーニ監督
1962年イタリア映画。「情事」、「夜」と見続けてきたが、三部作の最後「太陽はひとりぼっち」だ。これは他の2作に比べるなら、多く見ている。「情事」、「夜」に比べたら、ちょっと軽いという印象があるので、なんとなくレーザーデ… 続きを読む 太陽はひとりぼっち / ミケランジェロ・アントニオーニ監督
溝口健二監督/西鶴一代女
1952年作品。放映の有無も不確かだが、今回のNHK衛星放送での溝口健二特集では見なかった作品。20年前にNHKで放映された録画ビデオを鑑賞した。10本余りの溝口作品を集中して見た後だが、本作品は1939年の「残菊物語」… 続きを読む 溝口健二監督/西鶴一代女
溝口健二監督/残菊物語
1939年作品。NHK衛星放送の溝口健二特集をリアルタイムに見ていたが、さすがに疲れが出て来て、深夜放送分は録画に切り替えた。そして、「残菊物語」は昼間の放映だ。さすがに仕事の都合で、2時間半の大作に時間をつぶすわけにも… 続きを読む 溝口健二監督/残菊物語
夜 / ミケランジェロ・アントニオーニ監督が女性の知性を美しく描く
1960年イタリア・フランス映画。アントニオーニ監督は「情事」(1959年)、「夜」(61年)、「太陽はひとりぼっち」(61年)の3部作が特に有名だ。3作に共通しているのは、ヒロイン一人が主人公で相手役の男優は添え物とい… 続きを読む 夜 / ミケランジェロ・アントニオーニ監督が女性の知性を美しく描く
情事 / ミケランジェロ・アントニオーニ監督
1960年イタリア映画。ぼくは『情事』を1962年の高校1年、16才の時に見ている。娯楽としての映画をアートとして意識したのが中学3年だから、芸術映画が面白くてたまらなかった頃だった。でも、この映画は全く理解できなかった… 続きを読む 情事 / ミケランジェロ・アントニオーニ監督
8人の女たち / フランソワ・オゾン監督の傑作ミュージカル映画
2002年フランス映画。フランソワ・オゾン監督の映画は最近、『海をみる』と『サマー・ドレス』そして『焼け石に水』を見ている。それぞれの作品に驚きがあって、すごい監督だと思った。本作の『8人の女たち』を見終わって、その思い… 続きを読む 8人の女たち / フランソワ・オゾン監督の傑作ミュージカル映画
イングマール・ベルイマン監督、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の死
二人の映画監督が相次いで亡くなった。十代の一時期、この二人はぼくにとって特別な存在だった。16歳から18歳の高校生の時に二人の監督の代表作に出会った。ベルイマン監督は「野いちご」、「不良少女モニカ」、「処女の泉」。アント… 続きを読む イングマール・ベルイマン監督、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の死
地下室のメロディー / アラン・ドロンが不良役にぴったりはまった犯罪映画
1963年フランス映画、アンリ・ヴェルヌイユ監督。完全犯罪と思ったらちょっとしたミスから失敗に終わるというのが犯罪映画の定石。終わり方を劇的に盛り上げることに制作者は知恵を絞っている。この映画も犯行計画でまず盛り上げて、… 続きを読む 地下室のメロディー / アラン・ドロンが不良役にぴったりはまった犯罪映画
カンパニー・マン / 良質の近未来映画なんだけど、最後が・・・
2001年アメリカ映画、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督。ナタリ監督は『Cube』で知られているらしいが、ぼくは見ていない。この作品を見れば評判の『Cube』を見たくなる。本作品はストーリーのアイデアとクールなセット、カメラワ… 続きを読む カンパニー・マン / 良質の近未来映画なんだけど、最後が・・・