暮れなずむ御堂筋、本町界隈

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日の落ちるのが早い。午後5時を過ぎるとまたたく間に暗くなる。御堂筋の本町界隈を歩いた。街灯に照らされて、イチョウの葉が黄金色に輝いている。

前日の今頃、大阪西区新町4丁目にある細野ビルヂングにいた。それは1936年竣工のビルで当時の面影を今に伝える貴重な建造物。細野組の本社屋で、戦前、勢いのあった細野組はこの御堂筋の工事を請け負っている。その本社屋の広い1階に細野組3代目と二人で談笑していた。

話は、船場地域を御堂筋が分断したこと。それが船場地域に多大の影響を与えたこと。船場の商人が芦屋に居を構えたことが御堂筋とは無関係ではないなど、商都大阪の歴史をたどった。そこから、今は何かとマスコミに取り上げられる、「六麓荘」の話につながった。細野組は3代目の祖父にあたる細野濱吉氏が一代で築いた会社だ。「六麓荘」は細野濱吉氏が宅地造成から開発を手がけた大事業だった。

そういう話を当の本社屋の今は、イベントなどに使われている1階の広いスペースで行うことの不思議を、1日たって、御堂筋を歩きながら感じた。