可愛いおんなの子のスーザンが主人公のほんわかしたユーモアが漂う、ルイス・スロボドキン作の絵本。1961年の絵本で、懐かしいような温もりのある絵が優しい。
二人の兄さんがビンに入れて飼ったいるクモを妹に見せようとするので、スーザンは庭の中を自転車で逃げている。どこか隠れるとこありませんか？ って大人に次々に尋ねる話。ラフなタッチの絵だけど、おんなの子のしぐさの可愛らしさがきちんと描かれてる。色はとてもきれいで、見ているとホッとした気持ちになる。
本書は2006年に新装版として出版されている。古い作家なので、ファンが多いとみえて復刊ドットコムにも数冊がリストアップされている。
スーザンのかくれんぼ
作 ルイス・スロボドキン（(c) 1961 by Louis Slobodkin）
訳 やまぬしとしこ
発行 偕成社、1970年2月初版、2006年6月新装版