マックプラスを買ったのは1987年12月でした。特に何をするという目的はなくて、ただそろそろコンピュータに親しもう・・・という考えからでした。はっきりとDTPという目的意識を持ったのはPSプリンタを購入した4年後のことです。それまでは、何をできるわけでもなく、バンドルされていた HaperCard でひたすら悪戦苦闘していました。そうこうしながらも、マックに対して次第に愛着を抱いていくわけですが、その理由のひとつにシステムフォントの「Cairo」があったはずです。
当時はビットマップフォントしかなくて、拡大するとご覧のようにドットがはっきりと見えました。それでも、9インチのモノクロモニターに12ポイントで表示された時の美しさったらなかったですね。現在は True Type の Cairo が入手できます。タイトルをクリックしてください。
ここに表示した Cairo は残念なことにビットマップではなくて、画像編集ソフトで True Type を24ポイントで印字して、アウトラインにしたものを拡大表示して、スクリーンショットしたものです。ビットマップのオリジナルに近いけれど、同じではないでしょう。同じだったとしても、9インチモノクロモニタに表示されたときのあの感動を味わうことはできません。