2005年10月28日とすでに月日の経った体験ですが、記録しておきます。他の捜しものをしていたら、この手術の資料が偶然に出てきました。今となっては懐かしい手術です。経過が良好なので、記憶のあるうちに書いておく気持ちになりました。なお、病名の漢字ですが、線維腫です。繊維腫ではないです。検索ではどっちで見ても出てきますが。
原因と症状
頬にできた腫瘍です。直径6~7mmの円形ですが、盛り上がっていました。ぶつぶつ状態で盛り上がっているので、見た目は良くなかったです。20年ぐらい掛けて大きくなっていました。最初は、床屋さんのひげ剃りの際の小さな傷でした。その傷が少し盛り上がって、次にまた、カミソリで削ってしまうを繰り返しているうちに、徐々に大きくなってきました。そうすると、床屋さんも分かるので気をつけてくれます。でも、自分でひげ剃りの際もそれに当たるんですね。そういう刺激で長い年月を掛けて、ほんのわずかづつ、分からないぐらいのスピードで大きくなったものです。
病院に行く気持ちになる
床屋さんは、何回か変えています。2年ぐらい前に、今の床屋さんに行ったのですが、先に気をつけてくれるようにいいました。この手の腫瘍は珍しくないので、気をつけます。と言う返事。だんだん大きくなるでしょう、と気になることを言われたが、話がはずむ。知り合いがホクロを手術で取ったとか、若い人がよく行く総合病院を教えてくれたが、まだ病院に行く決意はなかった。それが、手術を決意する1年前ぐらいから、大きくなるスピードが早くなったようだ。腫瘍の周囲にあらたなぶつぶつができて隆起してくる。気にしないようにしていたが、気になり出した。いつもの床屋さんにも相談したら、確かに大きくなっていると言ってくれたので、前に言っていた総合病院に行くことにした。
始めは皮膚科に行く
この手の症状は皮膚科と思い込んでいたので、なんの疑いもなく皮膚科の検診を外来初診で希望する。病院のサイトで受付のことなどを事前に調べて、その日は朝早く自転車で出かけた。検診開始の時間より前に受付をすませたので、外で時間をつぶした。検診が開始される時間に再び病院に行くと皮膚科の前は大勢が待っていたが、ぼくはさほど待たずに順番がきた。
これは薬を塗って直るものではない、もし、摘出を希望するのなら「形成外科」へ行ってください、とのこと。「形成外科」って、この時始めて知ったわけです。なるほど、そこへ行くと、顔に絆創膏を貼った若い男女もまじって順番待ちをしている。結局、ここでは順番がくるまで長い時間がかかった。
《つづく》