24時間前には”Thrid Wave Party”で踊ってた。1週間前にクラブの若いスタッフから誘われたんで行ったけど、とても良かった。もらったフライヤーを数日前に読んだら、どうしても行きたくなっていた。DJ Tocchi は80年代に渡米し、”Paradise Garage”でラリー・レバンを聞いてダンサーからDJへ転身、また90年代には”Loft”のメンバーになってデイヴィッド・マンキューゾのプレイに衝撃を受けたとフライヤーにある。
ニューヨークのクラブ・カルチャーの原点を伝えるドキュメンタリー映画『Maestoro』とクラブ・カルチャーを詳細に分析した書籍『そして、みんなクレイジーになっていく』によって、ぼくはラレー・レバンとデイヴィッド・マンキューゾの名前を知っている。ぼくがクラブ・カルチャーに接触するのは昨年からで、歴史的な背景をリアルタイムには知らない。それで、DVDと本で勉強したわけ。
たぶん、そういったニューヨークのクラブシーンの影響をいっぱいに受けているに違いないDJ Tocchiのパーティを体験できたのは良かった。今まで、ヒップホップ、テクノやノイズ系などのパーティに行ったが昨夜のはそのどれとも違っていた。どちらからと言うとテクノに相性がいいぼくだが、テクノとは全く違うよろこびがあった。
ソウルフルなボーカル、ロックやジャズにノスタルジックな気分に浸った。ジャズといってもR&B系か・・・。普段は敬遠しているサウンドの断片に浸りながら、とてもピュアな気分になって踊った。ラウンジはフードやライブペイント、DJで盛上がっていたけど、ぼくはメインフロアーをプライベート空間風にする演出になごんだ。踊り疲れてソファーに沈みながら、目一杯に孤独を楽しんだ。