長谷川和彦監督『太陽を盗んだ男』(1979年)を見た

太陽を盗んだ男 [DVD]中学の理科教師が東海村の原子力発電所からプルトニウムを盗み出し、安アパートの自宅で原子爆弾を作り、政府を脅迫するという荒唐無稽なアクション大作。理科教師の沢田研二と刑事の菅原文太が熱演。最初はアクション映画というより喜劇かと笑いながら見ていた。しかし、見終わる頃には背筋が寒くなっていた。2011年の3.11以前に見たなら、反体制的気分を映像化したよくできた映画という印象で終わっていたと思う。今見ると、さらに強烈な印象がプラスされてしまった。