Ooh LA LA (Max in Love) / Maira Kalman のMaxシリーズ絵本

ニューヨークの詩人、Maxは本が売れて憧れのパリに旅立つまでが前作だった。本作はパリの空港で、マスコミにもまれて一人になりたいと思っているMaxからスタート。その後はパリを歩き回るMaxだ。フランスパンのパリ。ダヴィンチもデシャンもパリ。ニューヨークとは全く違う。パリとニューヨークは全く違うとはいうものの、それを絵で描き分けるのはちょっとすごいことじゃないだろうか。表面の違いだけでなくって、ニューヨークは地元、パリは異国な感じというところまで描き分けられている。しかし、ぼくは前作のニューヨークの方が好きだ。

一人、エッフェル塔の展望台にいると、クラブのオーナーが声を掛けてくる。オーナーの誘いで、クラブに出演することになったが、そのクラブでピアニストに出会い、恋に落ちるMaxだった。もちろんここでもイヌの姿をしたMaxだが、ピアニストもイヌだ。その他たくさんのイヌが描かれている。

Ooh LA LA (Max in Love)
Maira Kalman, 1991
Viking Pr, 1991/10