オープンソースの OpenOffice.org をインストール

1181838683OpenOffice.org をインストールして、日本語入力も確認した。ちょっとしんどい作業だったので、成功して本当にホッとした。先日(6月12日)、途中で挫折したところからの成功だった。

オープンソースを使うには、「X11」と「X11 SDK」をインストールしておく。これは、Mac OS X のインストールディスクに入っていて、簡単な作業ですむ。「X11」は UNIX 用ソフトを動かすためのウィンドウシステム。「X11 SDK」はX11ソフトのコンパイル時に必要になるのでインストールしておく。

OpenOffice.org」は、Microsoft Office と互換性のあるソフトウエア。ワープロ、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトなどがあるので、Word や Excel のファイルを開くことができる。しかもオープンソフトなので無償で使える。なので、必死でインストールを頑張ったわけ。今では、インテルMac対応版もあって、非常にありがたいソフトだ。

「OpenOffice.org」のダウンロードとインストールは簡単だ。しかし、ユーザー登録画面の文字が読めなくて登録できずにいた。これは、X11 の日本語環境を整えることで解決したが、ぼくのスキルでは、これがムチャクチャに大変だった。日本語入力プログラムの「ことえり」を使えるようにするための「kinput2.macim」が必要。さらには、日本語フォントも必要だ。

これらのファイルのダウンロード、解凍、OSへの組み込みが難しかった。ダウンロードも、Mac用のフリーウェアなどのソフトのように親切ではない。解凍は、ターミナルを使って、コマンド入力。OS への組み込みもターミナルを使う。UNIXのエディターに設定を書き込んで、所定のディレクトリーに保存なんてこともある。これらの作業は、Macではなくて UNIX の世界なんだ。でも、努力するだけのことはある。「ターミナル」はMacでUNIXを使うためのソフトで、操作は全てコマンドの打ち込みで行う。長いMac使用歴の中で、まったく無かった体験でとても興奮する。

ぼくが、Mac OS X を使うのは 10.2 からでそれほど早くはなかった。OS X はMacじゃないという声を聞いて、まったく新しいシステムへの移行に弱腰だった。それが、新しいMacを購入してOS X を使い始めると、確かに始めは大変だったけど、フリーズがほとんどしないこと。そして、UNIXであることで未来に道が開けていることが実感でき、真剣に OS X の勉強を始めた。

世の中の動きはオープンソースに向かっていると思う。いやそうなって欲しい気持ちが強い。この意味から、今回「OpenOffice.org」のインストールに成功したのは、未来に少し近づいた感じがして、本当に嬉しい。