Movable Type で今日から始めるカスタムブログ 3.3完全対応 / 岡田庄司 著

4798012661ぼくは Movable Type カスタマイズの勉強をしようと思っているが、まだ解説書の下調べの段階。本書は読んだだけで、まだ学習の実際に使用してません。

Chapter 1 / Movable Type の概要
Chapter 2 / Movable Type のセットアップ
Chapete 3 / いますぐ Movable Type でウェブログを立ち上げる
Chapete 4 / Movable Type をもっと活用する
Chapete 5 / 外部サービスを利用する

Chapter1~5は Movable Type の基礎編。Chapter2はサーバースペースへのセットアップだが、本書はレンタルサーバー「ロリポップ」の使用を例に説明している。Movable Type 本体を置くフォルダやブログのフォルダ構成などを今後のカスタマイズを念頭に説明がある。これは助かると思う。Movable Type の始めてのインストールの際は迷うところ。何も考えなくても、とにかく最初のウェブログを立ち上げることはできるが、2つ目、3つ目、またはカスタマイズを考慮して、最初にファルダ構成をしっかりと作っておくにこしたことはない。

Chapter3はとにかくカスタマイズなしでウェブログを一つ作る。管理画面が多用されているので分かりやすい。

Chapter4はトラックバックの設定。認証サービスを利用してコメント投稿者を制限する方法、ブログ内の検索・置換など、デフォルトで Movable Type を使っていても知っておくべき管理方法の説明。

Chapeter5はRSSフィールド、Pingサイトの利用、ブログに携帯でアクセスする方法の詳しい説明。

Chapete 6 / 標準のテンプレートタグでプログラミングする
この章が本書のメイン。ここでカスタマイズの方法が説明される。最初のページにエントリーの記事があるのではなくて、普通のホームページのように、各カテゴリーへのリンクのみが列挙されたページを想定して、そのサイトを実際に作って学習する。

ここでは既存のテンプレートをカスタマイズする方法をとらない。あくまでも、Movable Type の独自タグであるテンプレートタグを使って新しくサイトを構築する方法が説明されている。手順は具体的で詳しいので、作業を順番に実行していけば、テンプレートタグを理解できると思う。テンプレートタグさえ理解できれば好みのサイトが構築できるそうだ。

Chapete 7 / プラグインによるカスタマイズ
既存のテンプレートタグでは限界があるので、Movable Type のプラグインによるカスタマイズ方法が説明されている。
コメントやトラックバックのスパムを排除する「spamlookup プラグイン」。既成のスタイルシートを切り替える「StyleCatcher プラグイン」。テンプレートをデフォルトに戻しバックアップを取る「Template Backup and Refresh プラグインなど、合計13個のプラグインが解説されている。これらの使用によって、ウェブログの独自色を強化できるのだろう。

Appendix A / Movable Type テンプレートタグリファレンス
けっこうのページ数がさかれているので、初心者には十分なリファレンスなんだと思う。

Appendix B / 自宅サーバの構築
ここは中級者以上を対象に簡略に説明されているので、初級者には関係ない部分。

Appendix C / スタイルシートとは
ここもスタイルシートを数ページだけ、本格的にスタイルシートを学ぶには別途専門書が必要。

Appendix D / プログラミング用基本点プレート
メインページ、エントリーアーカイブ、カテゴリーアーカイブ、日付アーカイブの4つの基本テンプレートのプログラムがプリントされている。つまり、ここにあるプログラムの行を削ってはいけないという基本部分なので、これがあるとカスタマイズの際には心強いはずだ。

Movable Type で今日から始めるカスタムブログ 3.3完全対応
著者 岡田庄司
発行 秀和システム、2006年9月

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