ここのブログを数日休んでいた。コンスタントに毎日書いていたので、案の定、友だちから寝込んでいるんでは? と電話があった。寝込んだわけでもない。体調が少し悪かった。その上、仕事も企画みたいな、お金にはならないけど、考えなければならないことが重なったりで、ブログを続ける気力が失せた。毎日、続けるというのはほんとうに大変なことだ。
で、病気の話だけど、ぼくは本態性高血圧症で、血圧を薬も使ってコントロールしている。ウォーキングや食生活と共に薬も利用しているというのが正確だ。昨日、その薬が切れたので近所の開業医院へ行くとき、同じフロアーの人とエレベーターをご一緒した。脳腫瘍の手術から復帰した方で、よい機会だと、その前兆などをお聞きしながら二人で歩いた。病気の話ははずむものだ。前兆らしきものはあったけど、その方の身内の方が脳卒中になったことが検査を受ける動機だと話された。
ぼくの方も、心筋梗塞とくも膜下出血があったと言った。ちょっとでも気になることが出てきたら、検査を早めに受けるといいと言われた。但し、検査には待ち時間が長いそうだ。それだけ心配な人が多いのだろう。そういえば、今日、女優の岸田今日子さんが脳腫瘍で亡くなったと報道されていた。亡くなってから脳腫瘍と分かったのだろうか、検査したけど、もう腫瘍を取ることはできなかったのだろうか、腫瘍は取ったけど、手遅れだったのだろうか・・・。報道では何も分からない。
身内や知人にはまだまだあるのだ。軽い脳梗塞から復帰はしたものの再び脳梗塞が再発した人。悪性腫瘍から抗がん剤治療を始めた人。肺がんで病院に担ぎ込まれた人は、手術不可能の状態で助からないだろうと言われながらも、奇跡的に抗がん剤が効いて退院できた。本人は、普段、ほとんど薬を飲んだことがないので、抗がん剤が効いたに違いない、と言っている。みんなぼくと同世代か若い人の例ばかりだ。
話はつきなくて、クリニックの前での立ち話を終えて、中へ入ると、親子連れでいっぱいだ。「先生、忙しそうですね」と言うと、「ノロウイルスばっかりや、今年はすごい!」という。「インフルエンザの予防接種はまだか?」と言うんで、予防接種みたいなもの、カケみたいなもんやし、なるべく薬は身体に入れたくなくし・・・と思ったけど、「ほとんど、出歩かないんで、いりませんわ」と断った。肝心の血圧だけど、「なんや、高いな、何かあったんかいな?」と先生。「いやー、特別なにも・・・」と話をにごしたけど、脳腫瘍の生々しい話を聞いたばかりで、血圧も上がって不思議じゃないと思う。