写真のKOOPの新譜からスタートしたが、今夜のウエスト・コースト派のアルバムは始めてのものばかり、時折、挿入される、The Five Corners Quintet。聞き飽きた、そのFCQが新鮮だ。DJの技! バックにはあの有名な映画、『真夏の夜のジャズ』が映写されて、ウエスト・コースト・ジャズがグルーブする。切れの鋭い、スタイリッシュなサウンド。ちょっと以外だった。考える時間がほしい。で、今夜は手抜きで、フライヤーからの紹介文を載せておく。
「NU JAZZが持つデリケートでスタイリッシュなセンスの原型は50年代のウエストコースト派のジャズ様式にあるとボクは思っている。それは当時のパシフィック・ジャズ、ワールド・パシフィック、コンテンポラリーなどから発表された、ペッパー・アダムス、ヴィクター・フェルドマン、チェット・ベイカー、ジャック・シェルドンなどのジャズにみられる。そこで、今回の「ハード・スイング・バップ」は、それら50年代ウエスト・コースト・ジャズの地平に5コーナーズ・クインテット、ニコラ・コンテ、フリーダム・ジャズ・ダンスなどのNU JAZZをエディトリアルし、DJイングしてみよう。これでキミはNU JAZZがなんたるかを、初めて知ることになるだろう。(阿木 譲)」