写真左が土佐堀川の川下側(西方向)、前方は御堂筋に架かる淀屋橋。写真右は川上側(東側)。前方は堺筋に架かる難波橋。
「栴檀木橋は、江戸時代の初期、中之島にあった蔵屋敷へ行き来するために架けられたと考えられ、その昔、橋筋に栴檀の大木があったところからその名が付けられたという。当時、市中と中之島を結ぶ橋上からは生駒連山を背景に大阪城を望み、天満・天神・難波の三大橋を眺めることができた」(大阪市銘板より)。
この橋は北側は中央公会堂で、道は右に折れ曲がる。この橋の架かる道を三休橋筋(さんきゅうばしすじ)といい、南方向に真っすぐに行くと、現存しない長堀川の三休橋に至る。
先日、土佐堀川の常安橋から写真を撮ったが、数年前とはずいぶんと違う風景であることに気づいた。というわけで、橋からの眺めをシリーズにすることにした。1回目は名前を初め何かと気になっていた栴檀木橋というのがぼくとしては、ちょっと気分がいい。(撮影=2006.8.20 午後5時頃)