熱くて、美しくて、資料性の高い本です。ここには Apple II についての熱い解説、そしてマシン本体はもちろん、添付資料の豊富な写真などが美しくレイアウトされています。Wozniakの作り出したこの apple II がとてつもなくすごいマシンであることを認識させてくれます。なんといっても、ここからパーソナルコンピュータが始まったのですから。ぼく自身は apple II について、Macintosh に先行する古いマシンと言う程度の認識しかありませんでした。本書を読むと、apple II につながる Macintosh を使うことの喜びがフツフツと湧き上がってきますよ。
ティム・バーナーズ=リーの「Webの創成」はブラウザー誕生に立ち会うような感慨をおぼえましたが、本書にも同じことが言えると思います。
Apple2 1976-1986
編著者:柴田文彦
著者:湯本大久/西村俊一/大谷和利/林伸夫/まえだひさこ
発行:2004年11月25日 毎日コミュニケーションズ