川かますの夏 / ユッタ・リヒター著、ジーンとくる児童文学

ドイツの児童書。「川かます」って訳者あとがきによるとドイツでは、森の中の湖や沼に必ず生息している身近な魚とある。大きくて、群れを作らない孤独な魚だという。タイトルに惹かれて読み始めた。「川かます」がどんな魚か知らなかった… 続きを読む 川かますの夏 / ユッタ・リヒター著、ジーンとくる児童文学

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夜のパパとユリアのひみつ / マリア・グリーペ 著

『夜のパパ』の続編。2、3年後の物語らしく、ユリアはかなり成長している。ユリアが夜のパパと呼んでいた青年ペーテルは、前作に引き続いて相変わらず、夜になるとユリアの家にやってくる。母親はシングルマザーでユリアと二人暮らし。… 続きを読む 夜のパパとユリアのひみつ / マリア・グリーペ 著

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Math Curse / Jon Scieszka と Lane Smith による奇妙な絵本

「数学の呪い」と訳すんかな。7時15分に起きて、10分で服を着て、15分で朝食をすませて、1分で歯を磨く・・・から始まって、延々と数字の出てくる文章が続く。絵はコラージュ。その絵の中で案内役のかわいい子どもが飛び跳ねてい… 続きを読む Math Curse / Jon Scieszka と Lane Smith による奇妙な絵本

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フーさん / 子どもに人気のハンヌ・マケラ著フィンラドの児童書

何て言ったらいいんだろー、けったいな小説。ナンセンスな小説・・・、ブラックユーモア小説・・・違うな~。なんたって子ども向けの小説だしな~。おもろいんで一気に読んでしまった。挿絵も抜群にいい。ヘタウマのたぐいのイラストだけ… 続きを読む フーさん / 子どもに人気のハンヌ・マケラ著フィンラドの児童書

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兵士ピースフル / マイケル・モーパーゴが最前線の兵士を描いた戦争小説

220ページたらずの新しい児童小説だが、最前線の兵士の心理を描いた、とても優れた戦争小説だと思う。 家族や同僚のみんなからトモと呼ばれている16才のトーマス・ピースフルは第一次世界大戦のベルギー北部は西部戦線に派遣されて… 続きを読む 兵士ピースフル / マイケル・モーパーゴが最前線の兵士を描いた戦争小説

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ミロスラフ・サセックの絵本『ジス・イズ・アイルランド』

最初に出て来る、緑豊かな風景はそれはそれは素晴らしい。後ろの方に載っている5枚の美しい湖の絵も素晴らしい。アイルランドは緑と湖の美しい島国であることが’分かる。冒頭、アイルランドはゲール人によって築かれたこと。後、イギリ… 続きを読む ミロスラフ・サセックの絵本『ジス・イズ・アイルランド』

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楽しい児童文学『なんでネコがいるの?』

『ぼくはきみのミスター』の続編。犬のミスターの生意気度は相変わらず健在。しかし、生活に多いな変化が起こった。飼い主が結婚したんだ。結婚相手には飼いネコがいて、ネコとも同居することになる。この犬、嫁さんには可愛子ぶりっこを… 続きを読む 楽しい児童文学『なんでネコがいるの?』

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楽しい児童文学『ぼくはきみのミスター』

ほんま楽しい、笑って読める小説。ミスターって、飼い犬の名前。飼い主と二人(?)暮らしなんだけど、食事だって表紙の絵のように同じ食卓でとる。ベットにも入ってくる。そのうえ、この二人(?)、のべつまくなく会話を楽しんでいる。… 続きを読む 楽しい児童文学『ぼくはきみのミスター』

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サリーおばさんとの一週間 / 原題は「The Trolls(トロル)」という児童文学

『サリーおばさんとの一週間』っていう邦題はすごく説明的で、面白味がない。タイトルが『トロル』だったら、んッ、となる人が多いんじゃないかと思う。妖精の一種なんだけど、悪い妖精。イメージがすごく悪い妖精なんで、これをタイトル… 続きを読む サリーおばさんとの一週間 / 原題は「The Trolls(トロル)」という児童文学

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シドニーの選択 / マイケル・ド・ガズマン著、親子関係をリアルに描く現代の児童文学

優しいだけの児童文学を読みたければ、本書をパスした方がいい。現代の親子関係を厳しくリアルに描いているから。しかし、その先にある結末ゆえ、その優しさにホッとできる。とてもいい小説だった。 12才の男の子、シドニー・T・メロ… 続きを読む シドニーの選択 / マイケル・ド・ガズマン著、親子関係をリアルに描く現代の児童文学

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