明るく軽快な1曲目の〈Back To The Tracks〉だが、ティナ・ブルックスの『True Blue』を聞いた後では、この明るさが意外。アルバムを通して軽い。だから聞きやすいのかも。でもやっぱりいいのは『True … 続きを読む ティナ・ブルックス / Back To The Tracks
カテゴリー: art_top
60年代黒人解放運動におけるアート『ブラックパンサー エモリー・ダグラスの革命アート集』
ブラックパンサー エモリー・ダグラスの革命アート集 サム・デュラン著、藤永康政 監修(ブルース・インターアクションズ、2008年4月発行) 40年が経って、アート集としてブラックパンサー党の機関誌やポスターを見ることがで… 続きを読む 60年代黒人解放運動におけるアート『ブラックパンサー エモリー・ダグラスの革命アート集』
カレル・チャペック著 / ダーシェンカ あるいは子犬の生活
カレル・チャペック 著、千野栄一 解説、保川亜矢子 訳(メディアファクトリー、1998年12月発行) カレル・チャペックの『ダーシェンカ あるいは子犬の生活』は何種類かの翻訳が出版されているが、本書の最大の特長は、表紙が… 続きを読む カレル・チャペック著 / ダーシェンカ あるいは子犬の生活
ONCE ダブリンの街角で / ジョン・カーニー監督
2006年、アイルランド映画。 とても気持ちの良い映画だ。アイルランド、ダブリンの街角で歌うシンガーソングライターが女性と出会い、バンドを組み、本格的なスタジオでデモテープをレコーディングして、ロンドンに旅立つ。 おんぼ… 続きを読む ONCE ダブリンの街角で / ジョン・カーニー監督
アルタード・ステーツ / ケン・ラッセル監督
数日前から『ドラッグ・カルチャー』(マーティン・トーゴフ著)を読んでいる。まず、ビバップやビートニクのドラッグ・シーンの考察だったが、次はティモシー・リアリーだった。リアリーはアメリカの心理学者だが、メキシコ産のマジック… 続きを読む アルタード・ステーツ / ケン・ラッセル監督
マイルス・デイビス / Dig
ジャズのハードバップを確認するとき、ぼくはこのアルバムにいつも戻ってくる。マイルスが、ロリンズが、アート・ブレーキーが、そして若いジャッキー・マクリーンがハードバップのビートでぼくの身体を震わせてくれる。アップテンポの〈… 続きを読む マイルス・デイビス / Dig
ティナ・ブルックス / True Blue
フレディ・ハバードとティナ・ブルックスの組合せがとてもいい。二人に続いてソロをとるデューク・ジョーダンのピアノもいい。デュークは40年代にチャーリー・パーカーのバンドに参加している。そのときのアルバムを何度も聞いている。… 続きを読む ティナ・ブルックス / True Blue
ホレス・パーラン / Speakin’ My Piece
ホレス・パーランのブルージーで個性的なピアノにはまっている。本作は『Us Three』(Blue Note 4037)のピアノ・トリオのメンバーにトミー・タレンタイン(tp)とスタンリー(ts)が入ったカルテット。『Us… 続きを読む ホレス・パーラン / Speakin’ My Piece
ルー・リード / ロックンロール・ハート
ティモシー・グリーンフィールド・サンダース監督作品 ルー・リードを聞き始めるのは70年代の後半だった。ロンドン・パンクとニューヨーク・パンクを聞いていて、60年代のヴェルヴェット・アンダーグラウンドを知った。この映画でも… 続きを読む ルー・リード / ロックンロール・ハート
チェコ・アヴァンギャルド―ブックデザインにみる文芸運動小史
西野嘉章 著(平凡社、2006年5月発行) 10月に「青春のロシア・アヴァンギャルド展」を見た。それに刺激されて、『ロシア・アヴァンギャルド 』(亀山郁夫著)を読んだ。その流れで何の予備知識もないままに本書を読んだ。チェ… 続きを読む チェコ・アヴァンギャルド―ブックデザインにみる文芸運動小史