1960年ポーランド映画。何度も見ているが、これほどの美しい白黒映画を知らない。見る度に新鮮な感動を覚える。全編、考えぬかれた構図がぴたっと決まっていて、そんなところからもこの映画美に引きずり込まれる。1962年4月、日… 続きを読む 尼僧ヨアンナ / イエジー・カワレロウィッチ監督の最高に美しい白黒映画
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現金に体を張れ / スタンリー・キューブリック監督の緊張感ある犯罪映画
1955年アメリカ映画。さすが、スタンリー・キューブリックとうならせる映画。キューブリック2作目、初期の作品だし、お金もかけてなさそうなのに、ドキュメインタリー・タッチでぐいぐいと進めていくテンションの高い映画だ。ついつ… 続きを読む 現金に体を張れ / スタンリー・キューブリック監督の緊張感ある犯罪映画
スイミング・プール / フランソワ・オゾン監督
2003年、フランス、イギリス映画。 ロザンナ・アークエット監督のドキュメタリー映画『デブラ・ウィンガーを探して』の中で、出演している女優たちが口々にシャーロット・ランプリングを賞賛しているシーンがあったはずだ。それは彼… 続きを読む スイミング・プール / フランソワ・オゾン監督
ジャズ・トーク・ジャズ 証言で綴るモダン・ジャズの真実 / 小川隆夫 著
本書は、タイトル通り、たくさんのジャズマンの証言からなっている。証言は、ほとんどが、著者自身がインタビューやプライベートの会話から聞き出したものだ。だから、ジャズの生々しいドキュメントに接している気分になる。ビバップの誕… 続きを読む ジャズ・トーク・ジャズ 証言で綴るモダン・ジャズの真実 / 小川隆夫 著
佐々木小次郎(後編)/ 佐伯清監督
1957年東映映画。前編に引き続いて後編も見た。ぼくがこの『佐々木小次郎』を見るのは単なるノスタルジーにすぎない。しかし、その気持ちは満たされなかった。当時見ていた東映映画は、もう少し前の作品で、この映画は小さくまとめて… 続きを読む 佐々木小次郎(後編)/ 佐伯清監督
「バードがジャズさ」、映画『リプリー』から
映画『リプリー』をビデオで見ていたら、ジャズについての面白い会話があった。 ディッキーとマージのカップルとリプリーの3人のシーン。 ディッキー「マージはグレン・ミラーがジャズだって」 マージ「そんなこと言ってないよ」 リ… 続きを読む 「バードがジャズさ」、映画『リプリー』から
昼間から、東千代之介の『佐々木小次郎』
少しの仮眠で、朝から仕事をして昼前に片付いたので、昼食後にぼーっとしてたら、衛星放送の番組表に『佐々木小次郎』を見つけた。明るいうちから、映画を見る習慣はないが、こんな日はいいだろうと、自分に言い訳をして見ていた。195… 続きを読む 昼間から、東千代之介の『佐々木小次郎』
ふたりの5つの分かれ路 / フランソワーズ・オゾン監督
2004年フランス映画。男女の出会い、結婚、出産、身内との食事、離婚と5章に分かれているが、映画は時間をさかのぼる。離婚から始まって、二人の出会いがラストシーンとなる。時間をさかのぼるという斬新性を除外すると、特別なスト… 続きを読む ふたりの5つの分かれ路 / フランソワーズ・オゾン監督
抱擁 / グウィネス・パルトロウが素晴らしいラブロマンス映画
2002年アメリカ映画、ニール・ラビュート監督。 「詩人になるつもり?」とモード(グウィネス・パルトロウ)。 「いや、地道に教師になるつもりだ。この時代、詩人は存在しないよ。」とローランド(アーロン・エッカート)。 「詩… 続きを読む 抱擁 / グウィネス・パルトロウが素晴らしいラブロマンス映画
Mariko / 浜田真理子を聞いていた
部屋で一人、浜田真理子を聞いていた。先日、行った Zucchero のカフェで女性ヴォーカルの音楽が静かに流れてた。カフェの空間に溶けこんでた。今日になって、それは浜田真理子だったんじゃないかと思って、棚の奥から2枚だけ… 続きを読む Mariko / 浜田真理子を聞いていた