シリーズの2冊目。ヒキガエルの兄弟、ウォートンとモートンはハイキングに出かける。キャンプでも料理名人モートンの作る料理がさえる。楽しい夜のキャンプで寝静まった頃、増水した川に二匹はあっという間に流されて、離ればなれになってしまう。
それで、ウォートンは見失ったモートンを捜し歩くことになる。沼地でマスクラットたちと仲良くなり、兄弟探しに協力してくれる。しかし、マスクラットはビーバーたちと敵対している最中で、ウォートンもその争いの渦中に立ってしまう。
なんど、その渦中に、ウォートンはビーバーたちの中にモートンを見つけてびっくり。モートンはビーバーたちに美味しい料理を教えているが、その時、粉ふるいがこわれて粉だらけになっている。それを見てウォートンはビーバーたちに料理される思ってしまうから笑ってします。
ウォートンとモートンのおかげで、マスクラットとビーバーは話合って、仲違いが解決する。ま、なんともハートウォーミングがストーリーだが、ストーリーづくりがうまくて、ついはまってしまう。
ヒキガエルとんだ大冒険2 消えたモートンとんだ大そうさく
作 ラッセル・E・エリクソン
絵 ローレンス・ディ・フィオリ
訳 佐藤凉子
発行 評論社、2008年2月
《このブログの「ヒキガエルとんだ大冒険」シリーズ》
□ヒキガエルとんだ大冒険5 ウォートンとモリネズミの取引屋
□ヒキガエルとんだ大冒険4 SOS!あやうし空の王さま号
□ヒキガエルとんだ大冒険 3 ウォートンのとんだクリスマス・イブ
□ヒキガエルとんだ大冒険 1 火曜日のごちそうはヒキガエル