ジョン・バーニンガムの死を扱った絵本/Granpa(おじいちゃん)

おじいちゃんと孫娘の仲の良い二人のシーンが会話を伴いながら、バーニンガム独特のテンポで、延々と続く。ちょっとはじめは気づかなかったが、季節が春から順に巡っている。最後、孫娘はおじいちゃん愛用の椅子を見つめている。このシーンには、いきなり会話がない。この劇的な変化が非常に強い印象を読者に与える。そして、孫娘一人が遊ぶ最後のシーンを眺めていると、叙情的な感情が嵩じてくる。

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カテゴリー: 絵本