小町、良寛 味岡伸太郎かなシリーズカタログ

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MacによるDTPが始まろうとする直前、写植に画期的な書体が現れました。リョービ印刷機販売株式会社から販売された味岡伸太郎かなシリーズの「小町ファミリー」と「良寛ファミリー」です。なぜ画期的かというと、その頃の写植書体は、写研の「ゴナ」や「ナール」そしてモリサワの「ツディ」や「新ゴ」といったように、モダンな書体が圧倒的な支持を得ていたところに、小町と良寛は筆の特長を取り入れた古風なフォントだったからです。

写植用文字盤は、フォントのフィルムをガラス版で挟んだ状態の文字盤と呼ばれるもので販売されていました。小町と良寛は、それまでの文字盤よりも割高でしたが、ぼくはそれらのファミリーを揃えました。古風なフォントゆえに先進的なデザインをしているデザイナーに好かれました。

ajioka-1左が味岡伸太郎かなシリーズのカタログ表紙。上がその本文です。ぼくの記憶では最初のカタログではないかと思っています。最初は、小町と良寛の2ファリーの販売だったのです。カタログのクレジットによると、
・発行企画=林隆夫
・1984年8月31日発行
・発行=リョービ印刷機販売株式会社
・編集者=味岡伸太郎
・アートディレクション・レイアウト=味岡伸太郎
・写植印字、版下制作=デザインスタジオスタッフ、朗文堂

現在、リョービイマジクスからマック、ウインドウズ用フォントが発売されています。タイトルをクリックしてください。

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カテゴリー: Design