お茶碗に入れて、お箸で食べるのがご飯。ご飯を食べなくなって、2ヵ月ぐらいだろうか。気分を変えようと、止めることにした。で、なるべく漂白していない材料でできているパンと「うどん」か「そば」の麺類を主に食べている。と、いってもお米を止めたわけではない。カレーライス、麻婆豆腐、おにぎり、それから、お米サラダなんかで食べている。ご飯を食べないから、醤油は使わない。麺類のつけ汁ぐらいだ。パンと組み合わせるということで、酢やオリーブオイルで味付けされたおかずが多い。
そのお米は五分づきに、十穀源を混ぜたものを食べている。とてもおいしい。幼い頃の記憶では、押し麦を混ぜたご飯だった。育った家では押し麦の割合はけっこう高かったのではないかと思う。厳格な祖父が亡くなってから、ご飯はいつも間にか、100パーセントの白米になった。それがおいしかった記憶がある。
ぼくは、ご飯が好きだ。炊きたてのご飯に、アジの塩焼きと漬け物、みそ汁があれば、何杯でもご飯を食べれられる。でも、止めた。豆腐や納豆はサラダで食べているが、醤油もみそ汁も懐かしと思ったことはない。いつまで、続くかわからないけれど、今のところまだまだ続きそうだ。