「DJとは、古代のシャーマンが担っていた役割の究極表現と言えるかもしれない。DJは歴史上最高の呪術師であり、退屈な日常を忘れさせ、我々を生命力あふれる夜へと連れ出してくれる」(ビル・ブルースター、フランク・ブロートン著『そして、みんなクレイジーになっていく』(p625)
今読んでいる本だが、上記の箇所があった。昨夜のDJ、Anthony Collins は優れた呪術師だったかもしれない。右腕のタトゥーに凄みがあったし、やっぱり呪術師だったのかも・・・。今日は iTunes Store から彼のEPを買った。myspace.com やそれらのEPを聞いていると、昨夜のサウンドが思い出され、強烈な体験をしたんだと今さらながらに思っている。
アンソニー・コリンズをネットで調べると、クラシック界と映画音楽に同姓同名の著名人が二人もいる。肝心のDJアンソニー・コリンズの情報はまだ少ない。そんな中で、masahiro goda さんのブログ「The thing of which I thought.」にアンソニー・コリンズの紹介記事があった。世界中をまわってプレイしている人気DJだって知って驚いた。sound-channelでは目の前で彼のプレイを見ることができたのはラッキーだったよ。
今日、 iTunes Store から買ったEPは2枚。
・The Shade(2007/3/19 リリース)
・The Bird(2007/6/17 リリース)
“The Shade” は iTunes Store ではエレクトロニックのジャンルで、ぼくにはサティ、スティーブ・ライヒ、ブライアン・イーノといったミニマルミュージックやアンビエント・ミュージックを思い出させる。その延長にあるサウンドだと感じた。小音量でも部屋を独特の空気に染めてくれる。”The Bird” はダンスのジャンルにある通りダンス・ミュージックだが実験音楽的な要素もあって、とてもいい。