Dommuneの”EP-4 10・07″に佐藤薫

Dommuneに25年の沈黙を破って佐藤薫さんが登場した。半月前の予告から待っていたので、ちょっと興奮した。25年振りに見る佐藤薫さんは、やっぱりヤバくてかっこ良かった。

この日の話を聞くと、ぼくが大阪梅田で聞いたEP-4のギグはまさに”クラブ”だったんだと思った。あの頃のライブハウスはほどんどが、まだ座って聞いていた。たまに誘われてディスコへ行ったが、そこではほんとうに聞きたい曲がかからなかった。

梅田のギグは営業を終えた小さなブティックだった。もちろんスタンディングで、ダンスビートだったはず。それは25年後のぼくのクラブ体験につながる。あるいは、今、25年前のあのギグを回想しているのかもしれない。

佐藤さんは、80年代にプロデュースした”sarasvati”や”nubile”、2枚組コンピュレーションアルバムの”沫”などを紹介しながら、これらは12インチEPでリリースした。現代のDJの皆さんに、かけてほしてくてシングルにしたようなものだと語った。そして、音楽はどっかできくものだとも言った。そうだ、部屋でおとなしく聞くものではない。

そうそうアルバム”昭和大赦”の編集にメンバーは関わっていない。私たちの手で編集したものを出したいと語った。もちろん、直前の発売中止とか、アルバムタイトルを変えてのリリースの写真の変更の話とかおもしろかった。

当時のライブ映像が流れたが、ヤバかった。

《関連YouTube》
SARASVATI – dioxide
12inch single “dendrocacaglia” Produced by Kaoru Sato (EP-4) 1986
NUBILE – PASSION IMPOSSIBLE COUNTUP 73.226
12inch single “PASSION IMPOSSIBLE” Produced by Kaoru Sato (EP-4) 1986