『ベジタリアンのいきいきクッキング』という料理本を見ていたら、ベジタリアンの日本語は菜食主義者だが、それは違うんじゃないというのを読んだ。明治中期にこの英語が入ってきたとき、当時の知識人は、ベジタブル(野菜)+アン(食べる人)と考えたんだろうということ。
しかし、19世紀のイギリスでこの言葉が作られてるんだけど、ベジタリアンはラテン語の「命を与える、力強さを与える、健康を与える」という意味の形容詞からの造語だったそうだ。命を力を健康を与えるための方法として肉食をしないとされたんだって。つまり、ベジタリアンの意味は肉食をしない人ということらしい。肉を食べないから菜食、それなら菜食主義者やんかと言われそうだけど、ちょっと違うと思う。ここではこれ以上深く考えないけど、筆者にはとても救われた思いです。
実は主義者と思われるのが嫌でぼくは「菜食やってま~す」なんて小さな声で言ってましたね。健康指向から肉食をしないで、豆や野菜中心の食生活をしているだけなのに、主義者と思われるのは嫌や、と多いに不満だったわけです。