レンタルサーバーのサービスコース変更作業の記録

レンタルサーバーのサービスコースの変更を行った。4年前に一度やって、今回が2度目。その作業の大変さを記憶しているので、なかなかふんぎりがつかないでいた。月額費用が安くなる。ディスク容量が増える。この2点が変更の理由ですが、費用の軽減が最大の理由。ディスク容量は、ホームページの運用だけだと使い切れないほどの容量だが、ファイルの保管をこのサーバーで行っている。これをやり出すと、いくらでも容量が欲しくなる。ということで容量の増加も魅力だった。

サーバー会社のサイトでコース変更を申し込むと必要書類が宅配便で届いた。ここには新しいサーバーの各種情報が記されている。この情報に従って、メールを送受信できたり、ホームページの引越し作業ができるようになる。つまり、作業は全て自分で行わなければならない。初めてサーバーを借りるのと同じ作業が必要になる。コース変更の利点は、月額費用の無駄が生じないことかな。つまり、契約終了月の月初めにコース変更を申し込み、その月内に引越し作業を終了すると、新サーバーの費用は新しい月から掛かることになるので、月額費用をダブって支払うことがない。

まず、作業はホームページの引越しから行った。最新のデータをFTPサーバーにアップするだけだが、旧サーバーは何年も使っているので不用なデーターがたくさん残っている。不必要だと分かっていても、確認しなければ怖い。この作業に結構時間が取られて。不用なファイルは日常的に消去しておくべきだと反省。

次はメールフォームのCGIプログラム。この作業でずいぶんと古いプログラムが混じっているのが判明。これも新しいものをダウンロードして、設定項目を確認してからアップ。さらに、サーバー会社のCGIを使用しているメールフォームは HTMLファイルまでいじることになり、作業は非常に煩雑だ。

それから、メールアカウントの設定。前と同じ設定にするとはいえ用途別に何件も作っているので、ここでもまた不用のものを整理する必要になった。本当に不用かどうか確かめるのに手間取る。ここでも不用になった時点で削除しておくべきと反省。とにかくネットの管理は、不用のものは残さないでシンプルをこころがける。これにつきると今回の作業で痛感した。そうしないと無駄な作業時間ばかりが多くなる。

後、旧サーバーに残っているのは保管用のファイルだが、これはダウンロードしただけ。新サーバーへのアップロードは可能だが、月末が迫っているので正式稼働をしてからすこしづつアップすることにする。

メールの送受信のチェックも完了したところで、いよいよ最後の仕上げのネームサーバー情報の変更。サーバー会社にドメインの管理をお願いしていると不用の作業だが、ドメインは別会社で管理しているので変更作業が必要になる。変更自体はドメインを管理している会社のサイトで簡単にできるが、サーバー会社に依頼した。これはコース変更依頼で最初に送られてきた必要書類の中に入っているものに必要事項を記入してFAXで送るシステムです。月末も迫っているのでこの頃には少しあせってしまった。FAX送信の翌日から作業希望日を指定できるので、勿論翌日にしました。そして無事に変更が終了してホッとしました。

ネームサーバー情報の変更をなぜサーバー会社に依頼したかというと、ドメイン名の管理担当者の個人情報を何種類か記入しなければならない。基本的に自分の情報を記入するが、Technical Contact(技術連絡担当者)だけはレンタルサーバー会社の社員名になるということで、サーバー会社に依頼しなければならなかったわけです。

ネームサーバー情報の変更で新サーバーへの移行が完了ですが、ここで最後の難関がある。変更後、DNSキャッシュの影響で半日~1日程度、送られてくるメールが新旧どちらかのサーバーに参照されるので、この期間はどちらのサーバーもチェックしなければならない。

新サーバーの方は、メールのID設定を以前と同じものにしておけば、メールソフトの設定を変更することなく使える。しかし、旧サーバーの方はIPアドレスでアクセスせよというわけです。また、旧サーバーのホームページにアクセスするにもIPアドレスを使う。IPアドレスは旧サーバーが稼働している間に調べて書き留めておく必要がありました。調べ方はサーバー会社のサイトに載ってる。

IPアドレスとは「xxxx.xxxx.xxxx.xxxx」という数字。
例えばホームページのURLの場合、
http://www.xxx.com/ (xxx.com がドメインとした場合)
http://xxxx.xxxx.xxxx.xxxx/ となる。

メールソフトにこの設定をするのは非常におっくうなことです。そこで、サーバー会社が用意しているブラウザメールを使いましたが、これだとほんとに簡単にチェックができた。
ホームページも新サーバーのファイルが照合されていることが確認ができて作業は完了。新サーバーのファイルであることは新サーバーへのファイルには変更を施していたのではっきりと確認できたわけです。