大阪市西成出身のラッパー、SHINGO☆西成の西成三角公園越冬闘争ライブに行ってきた。三角公園と言うと今ではアメリカ村の三角公園の方が有名だけど、西成の釜ヶ崎地区にある三角公園（萩之茶屋南公園）だって、ずっと昔から有名だ。
ライブは夕方だが、すっかり暗く、行ったらすでに始まっていた。公園のすみのステージ前には大勢の客が集まっていた。所々にたき火が燃えているという他ではちょっとない野外ライブだ。これが大阪市のほぼ中心部にあるとは信じられない。
このライブは本人がツイッターで呼びかけていたので知った。一度、聞きたいと思っていたラッパーだし、それがゲットー釜ヶ崎で聞けるわけで、とにかく行ってみた。やっぱりラップはライブがいい。それもゲットーがぴったりだ。
SHINGO☆西成は歌う、西成の子どもたちに希望を持ってもらえるように、オレはここからはい上がる。はい上がっても決してここ西成をわすれない、って。
西成区は非常に広い区だが、大阪人が西成というとき、西成区萩之茶屋、太子、山王などを指し、これらは釜ヶ崎とも愛隣地区とも呼ばれる。隣接する浪速区の新世界地区も含まれることがある。しかし、新世界はこの数年観光地化して、一般人も気軽に立ち寄れる地区になっているが、釜ヶ崎地区はちょっと違って、一般人は立ち寄りがたい。
そんな三角公園にヒップホップ系のパーティピープルが大勢いたのには驚いた。もちろん、若い女性も多い。だから、観客の３分の１ぐらいは外部の人間という感じだ。地元の人向けのライブだと思うが、外の人たちに釜ヶ崎地区をアピールできていいのかもしれないと思った。
下記のSHINGO☆西成のYouTubeで西成の風景を見ることができる。
ILL西成BLUES -GEEK REMIX
G.H.E.T.T.O