一日2食で5年が経った!

一日2食を実行して5年が経った。最近は、一段と食事に気を使っている。60歳代も半ばなって、身体の内なる声が聞こえるような気がする。そのせいか、食事と身体のコンディションの関係をずいぶんと意識するようになった。

若い時はひたすら暴飲暴食、夜はたいてい酔っぱらってる状態だった。家で食べるより、外食の方が圧倒的に多かった。それが20数年前、40歳直前に派手な吐血をして救急車で病院に運ばれた。胃潰瘍だった。1ヶ月入院してほんとうに反省した。まず、タバコをやめたが、酒は量を減らしただけ。家で食事をするようになったが、美食と飽食はやめられず、どんどん体重が増えていった。

ウォーキングとかジョギングとかしたが、体重は一向に減らなかった。5年前にカミさんが友だちから聞いたとかでアトピー対策として1日2食を始めた。食べたかったら勝手に作って食えと言う。それまで、我が家は、朝からきちんと食事を取るという習慣でやっていたので、朝食を抜くことはかなりインパクトのあることだった。

ぼくの方も体重が気になっていたが、それよりも糖尿病がそろそろ気になりだしていたので、カミさんに付き合った。効果は絶大で、3年ほどで10キロ減り、適正体重(BMI22)になった。最近は、さらにご飯やパンなどの炭水化物を減らして、生野菜の分量を増やしているが、これでさらに減って、適正体重より4キロも低くなった。

血統的に糖尿病が多く、この数年は、まわりで大病が続出しているので、いやでも糖尿病を意識するようになった。おそらく遺伝的に膵臓機能が弱いのだろうと予想していたが、最近は生活習慣から来ているのではないかと思うようになった。

ぼくの育った家庭は、大家族でたいていのことに過度な節約習慣を持っていたが、ご飯だけは大釜で炊いたものを好きなだけ食べられた。おかずは必ず濃い味付けの魚料理があって、大量の自家製漬け物があった。だから、ご飯はいくらでも食べることができた。また、男の子だからと、たくさん食べることが推奨された。こんなんだから、糖尿病はご飯に片寄った食習慣からきているのかもしれないと想像するようになった。

一日2食にしても当初は、ご飯は大きめの茶碗に2杯だった。この1年は1杯にした。2、3ヶ月前から3分の2にした。少量のご飯で、満足できる食事となると、おかずにかなりの工夫が必要だと分かった。おかずをたくさん食べてカロリー過多になっては意味がない。しかし、おかずが多くなければ満足感が得られない。カロリー計算も試したが、あれは面倒すぎてダメだった。毎食の食材の品数を多くして、体重の増減で適量をチェックすることにした。いつまで続くか分からないが、今のところいい調子だ。

間食をしては一日2食の意味がないと、当初は原理主義的にこだわって間食を控えていた。しかし、今は間食に関して、かなりルーズになっている。体重が増えなければいいぐらいにゆるい考えになっている。

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カテゴリー: 生活