Just Me / マリー・ホール・エッツの絵本

Just Me (Picture Puffin)Marie Hall Ets(Viking, 1965)

モノクロのマリー・ホール・エッツ独特お暖かい絵、ほんわかとしたストーリー。ついつい、一ページごとの絵に見入ってしまう。小さな少年と動物のコミュニケーションなんだけど、ユーモアもあるし良い絵本だな~。

庭で飼いネコが小鳥を狙ってる。少年は手を叩いて、小鳥の危機を救う・・・なんてい言うとちょっと大げさなんだ。すごすごと引き返すネコの後ろを少年はネコ歩きを真似ている。それに気をよくしてか、次々に動物のしぐさの真似をする。家畜だけでなく、森の中に入って行って、ヘビとかカメの真似もするんだ。おもしろいよ。

ラフな絵なのに、動物の目を見ると、かれらはちゃんと少年の方を見てる。口元も笑ってるみたい。ヘビだけは迷惑そうに穴の中に退散するけど。『また もりへ』みたいな幻想性はないけど、リズミカルな展開がここち良い。

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カテゴリー: 絵本