David Soman 著、Jacky Davis イラスト(Dial Books for Young Readers、2009年3月発行)
Ladybug Girl and Bumblebee Boy
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David Soman Jacky Davis
Dial
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Ladybug Girlの続編。Ladybug Girl では愛犬のBingoを従えて荒れ野で一人遊びをしていたLuLuだけど、本書では、家の近所の子どもの遊び場へ行く。そこで顔見知りの男の子のSamに一緒に遊ぼと声を掛ける。でも、何をして遊ぶかで一悶着。
虫遊びで決着がつくんだけど、SamはBumblebee Boyを名乗る。二人は虫になりきって遊ぶんだけど、場所が街中の遊具のいろいろある、ありきたりな遊び場なんだ。これが妖精も出そうな荒れ野だったりしたら、簡単にイメージがふくらむんだが・・・。でも、本書はありきたりの場所でも、なりきって、別世界をイメージすることにあるんだと思う。もちろん、読む側もそれができなくては、おもしろくないはず。
二人は並んで、ブランコをするんだけど、このページの絵なんかマルハナバチとテントウ虫が空中を飛んでるイメージだ。LuLuがコスプレでテントウ虫になりきっていることにどれだけ近づけるかで、本書の評価が分かれると思う。人物以外は素っ気なく描かれた絵本だけど、かなり楽しい読書だった。