グラント・グリーン/ Idle Moments

アイドル・モーメンツ+2グラント・グリーンをはじめ、ジョー・ヘンダーソン、ボビー・ハッチャーソン、デューク・ピアソンのソロプレイがとてもよい。昨夜は、夜のウォーキングで満月と満開の桜を見てきた。帰ってから、スローな中にテンションの凝縮した〈Idle Moments〉と〈Django〉を繰り返し聞いた。心地よい疾走感の〈Nomad〉もいいが、やっぱりこのアルバムはスローナンバーが好き。

4人のソロ演奏のなかでも、ピアノのデューク・ピアソンの切なくなるようなリリシズムにしびれる。〈Django〉だが、オリジナル盤に収録されている方は、後日録音。ライナーノーツによると、全体の録音時間が長過ぎたので、後日取り直しという。最初の日の長い演奏の〈Django〉が Alternate Version として収録されている。こっちの方がメンバー全員のけだるさがいっぱいで、なんとも言いようがない。

Grant Green / Idle Moments
BLUE NOTE 4154

Joe Henderson, tenor sax
Bobby Hutcherson, vibes
Grant Green, guitar
Duke Pearson, piano
Bob Granshaw, bass
Al Harewood, drums
1963年11月4日、15日録音

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カテゴリー: Jazz