仕事がムチャ重なってる上に腰痛だったりで、ここんとこ、しんどい日々だった。19日は一つの仕事の納品日。打合せをかねてクライアント先まで地下鉄に乗って届けてきて、帰ってきたら午後7時。晩ご飯を食べて、心斎橋鰻谷のクラブ、SANSUIへ行った。2ヵ月前のSESSIONの2回目。この日の収穫は、Jazz Groove “CPB” のライブ演奏だった。彼らの即興演奏に酔った。
最近は、ライブをよく聞いている。FunkサウンドのYOSHITAKE EXPEを7日間聞いた。それは彼が毎日違うアヴァンギャルドなゲストミュージシャンとフリー・インプロヴィゼイションを繰り広げたライブだった。ハードバップ・ジャズの広瀬未来クインテットも聞いた。そしてこの夜のCPBのクラブジャズ・グルーブ。
ぼくはここんとこクラブジャズを敬遠していた。しかし、ライブはジャンルじゃないって分かったような気がする。ライブは即興演奏につきると思う。スタンダードでいいムードに浸るのを否定するつもりはない。しかし、それって生活にゆとりのある人たちのライフスタイルで、ぼくとは無縁の世界のような気がしてきた。
毎日が労働に追われ、時間もお金も限られているぼくがライブに求めるのは、娯楽とか教養から遠く離れたところにある音楽だと思う。それはミュージシャンとオーディエンスが魂を共有する瞬間だ。フリー・インプロヴィゼイションこそがその瞬間を作り出せるんだと思う。